野田 妊娠中と聞いていますが、体調はいかがですか。
奥さん 出産予定日は8月ですから、すでに安定期に入っています。まったく問題ありませんよ。ゴールデンウィークは、このクルマで伊豆まで出かけたくらいです。
野田 運転する機会はあるのですか。
奥さん ペーパードライバーですから、パセンジャーシートが指定席なんです。そう言えば、Xタイプで旅館の前につけたらスタッフの対応が丁重だった感じがして、ちょっと気持ちよかった(笑)。
野田 それも輸入車の大切な仕事ですもの。無視されるより、丁重に対応してくれたほうが気持ちいいに決まっています。ご主人は公私にわたりXタイプといい関係を築いているようですが、最大の魅力はどこにあると感じていますか。
中脇 スタイリングと内装の上質感に尽きると思います。女性にウケるみたいですね。
すべてがちょうどいい
奥さん このクルマ、佇まいにおしゃれ感が漂っているんです。大人の雰囲気の中にカジュアルな演出もあって。セダンなのに“おじさんグルマ”に見えないのがいいと思います。私みたいなクルマに疎い女性は、エンジンの排気量が、パワーとトルクが、加速性能が、なんて言われてもわからないし、それより雰囲気とブランドイメージでクルマの価値を決めるような気がします。
野田 ご主人のイメージには合っていると思いますか。
奥さん なかなか似合いますよ。意外に(笑)。けっこう気に入っているみたい。Xタイプって30代の人にちょうどいいのかもしれませんね。
中脇 イメージだけではなく、実用面においても僕にちょうどいいんですよ。世田谷に暮らしているから、エンジンの排気量とボディは手ごろなほうが使いやすいわけです。狭い道が入り組んでいますからね。路地にも迷うことなく入っていけるし。1ヵ月ですっかり馴染んでしまいました。また、高速道路と言っても普段走るのは首都高速でしょ。200km/h出せるわけじゃないし(笑)。Xタイプは街中を動き回るのにちょうどいい。
野田 燃費はどうでしたか。
中脇 一般道が中心の走行パターンで6.0km/L、高速走行が多くなると7.5km/Lでした。
ミニバンよりセダン
奥さん Xタイプに乗ってみて、これならジャガー・ディーラーの敷居を超えられるかなと思いました。ベンツやBMWだけが“ガイシャ”じゃないんですね。
野田 そう、ドイツ車をハズして輸入車を選ぶのもおもしろいですよ。Xタイプには4WDモデルやステーションワゴンも用意されていますから、カジュアルに使うのもいい。ところで、お腹の子が生まれたら、中脇家はやっぱりミニバンを購入されるのですか。
中脇 たぶん買わないですよ。僕らの子供の頃はミニバンなんて一般的ではなかったじゃないですか。せいぜい父が仕事で使っていたトヨタ・ハイエース(笑)。わが家もセダンでしたけれど、窓の外を流れる景色やスピード感、父親の操作を時間が経つのも忘れて見ていたのを印象的に憶えています。必要以上の広さって、子供には要らないと思う。
野田 セダンは子供の感受性を豊かにするということですね。
奥さん そうそう、ミニバンの後席で寝転がってDVDを見ている子供ってどうかと思う。家族でドライブしている意味がないもの。子供にとって広さと楽しい空間は、イコールではないんですよ、きっと。
野田 なるほど、ペーパードライバーだけど、クルマのことがわかっているじゃないですか。Xタイプに改良してもらいたい点は見つけられましたか。
奥さん ボディの先端にジャガーを付けてもらいたい。
野田 ジャガーを?付ける?
奥さん ほら、あのマスコットというか。そのほうがわかりやすいかな、みたいな(笑)。
野田 あっ、リーピングキャット!なんと大胆な。
中脇 すごいXタイプになりそうですね。
野田 やっぱりたまには主婦の意見を訊いてみるものです。
Text:野田義彦/Photo:丸山ヒロト |