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ポルシェ911は、2005年のフルモデルチェンジで水冷第2世代となるタイプ997へと移行した。その997も、いよいよ2008年にエンジンやミッションの刷新という大がかりなマイナーチェンジが施された。最大のトピックは、基本骨格たる水冷水平対向6気筒にDFIが導入されて直噴エンジンになったこと、さらにダブルクラッチ式2ペダルMT「PDK」が設定されたことだろう。併せて内外装のデザインも変更されフレッシュな911に生まれ変わった。 さて、第2世代も発売から約2年が経過し、認定中古車は面白い時期にさしかかった。これらを前期型、後期型と区別するのなら、後期型の個体も店頭に並び始め、価格やニーズ、好みによって前後期を選べるようになってきた。気になる相場は、カレラ系で900〜1100万円程度。カレラSになると1200万円程度だという。ミッションはほぼPDKだ。GT系を除けば6速MTモデルは極端に数が少ないうえに、探している人が一定数いるので、店頭に並べばすぐ売れる状態が続いている。
これが前期型となると、カレラ系で600〜800万円台がボリュームゾーンとなる。認定中古車の安心感と共に911を味わうには、非常にリーズナブルな価格帯にあり、ケイマン、ボクスターや他社製スポーツクーペの新車と真剣に悩む人が後を絶たない。なかにはトルコン式のティプトロニックのマイルドさを所望し、敢えてPDKではなくティプトロにこだわる人もいる。
新車と比べてのお買い得さが際立つ後期型に対して、前期型はリーズナブルな価格ながら、完成度が高く認定中古車制度に裏打ちされた安心感の高い997を手にできる。どちらを選ぶかはユーザーの考え方次第、と言えそうである。
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