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ポルシェの認定中古車のひとつの基準は、初年度登録から9年以内、走行距離20万km以内である。そこに911を当てはめると、先代996が微妙な時期に来ている。初年度登録から見ると、認定中古車の範疇は01年式からとなるが、996は98年式から存在し、いわゆる認定中古車を外れた個体が存在する。
認定中古車の範疇に入る年式はまだ400万円を超えることが多いが、認定を外れた個体に注目すると、実はいま300万円台から見かけるようになっている。整備履歴も走行距離も程度も全て認定基準をクリアしているのに、ただ年式だけが経ってしまった個体、こうしたものが300万円台だったら狙い目だ。
例えばこの一台、ポルシェセンター京都 認定中古車センターにある98年式のカレラは、315万円のプライスが付けられている。下取りという形で入庫したこの個体は、アリーナレッドメタリックの外装色にスペースグレーという内装色の組み合わせが珍しく、刺さる人には刺さるはずだ。初期型996の頃は、まだ現在の「白、黒、シルバー」人気は薄く、割とカラフルなバリエーションが市場に出回っていて楽しい。 同センターは、この996を始め認定中古車から外れた個体も積極的に販売する姿勢を示し、現在は928、968等の水冷FR系までが並んでいる。だが、センターによっては、高年式の認定中古車以外は置かないところもあるので、このあたりは情報を集めるしかない。なお、整備、保証内容もセンターや個体によって千差万別だ。独自保証を付けるケースだってある。この996の場合は、認定中古車と同程度の整備内容を施した後に販売されるという。 普段使いのグランツーリスモとして高い資質を持ち、かつポルシェらしいスポーツカーとしての気質を兼ね備え水冷911のその第一段たる996が、いよいよ300万円台時代に突入した。この996の動向は、注目せずにはいられない。
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