メルセデス・ベンツ日本がスマートの認定中古車プログラムをスタートさせたのは昨年12月24日のこと。「ようやく」という言葉が相応しいほど長きにわたり待たされたが、導入の背景には市場の強いニーズがあったことは言うまでもないだろう。さて、その内容とは?認定中古車.comが皆さんからの質問にお答えしていこう。


 

どこで販売されるのですか?

 

メルセデス・ベンツの正規ディーラーのなかでサーティファイドカーを販売する110店舗で取り扱います。


 

対象となる車両に規定はあるのですか?

 

正規輸入された全スマート車のうち、コンディションや整備履歴などからサーティファイドカーとしての品質を維持することが可能と判断された、初度登録から10年未満(走行距離無制限)の車両に限定されます。


 

保証期間を教えてください。

 

初度登録からの経過年数により2種類に分けられますので購入時に必ずチェックしましょう。10年未満の車両は1年保証、5年未満の車両には基本的に2年保証が付与されます。ただし、5年未満の車両でもディーラーによっては1年保証になる場合がありますので必ず販売するお店に確認してください。


 

保証内容はメルセデス・ベンツのサーティファイドカーと同じと考えていいのですか?

 

そうですね。基本的に共通の内容と言っていいでしょう。消耗品と油脂類を除く純正部品に製造上・材質上の不具合によるトラブルが発生した場合、走行距離・無制限で一定の条件により無料修理を行うことができます。


 

一般の中古車店でよく見かける「現状渡し」の物件は認定中古車より安い場合が多いですよね。実際、正規ディーラーの納車整備ってその価格に見合う価値はあるのですか?

 

あなたはそのクルマに2年後も乗っていますか?自信を持って「NO」と答えられない方はズバリ!認定中古車を選んだほうがおトクです。実用車のスマートだからといって、2?3年で買い替えるのは無駄なこと、つまりもったいない!いまの時代これが正論でしょう。徹底した納車整備を施しリフレッシュされるスマート・サーティファイドカーは、専業店の激安物件より割高です。でもそれは、多額な維持費をかけないで安心してスマート・ライフを楽しむためのコスト。消耗部品を交換しないまま販売される「街場の現状渡し物件」は購入後に大きなしっぺ返し(前オーナーのツケとも言えます)が待っていることを忘れないでください。つまり、長い目で見れば、結局おトクなのはサーティファイドカーだと断言します。「安心してスマート本来の乗り味を楽しめる」「メインテナンス・コストがほとんどかからない」「車検費用が割安」、それは1000万円のSクラスでも80万円のスマートでも変わることはありません。


 

細かいことなのですけれど、納車整備にタイヤやナビなどは含まれているのでしょうか?

 

もちろん納車前に点検することが定められています。タイヤは亀裂/損傷や溝の深さなどをチェックしてメカニックが使用不可と判断した場合は取り替えることになっています。また、ナビも正常に作動するかを点検して機能/履歴は初期化することが義務づけられていますのでご安心ください。