メルセデス・ベンツ C450 AMG 568万円 走行1.2万km

2018/03/06 14:06:18

 

メルセデス・ベンツ西東京サーティファイドカーセンターの展示場でとても珍しい「AMG」を見つけました。

 

それが写真のクルマ、メルセデス・ベンツ C450 AMG 4MATICです。20157月に発表され、事実上の後継モデルとなるメルセデスAMG C43 4MATICにスイッチしたのが20168月ですから、1年ほどしか存在しなかったことになります。実際に日本で販売されていたのは半年くらいでしょう。その希少性は「レアモノ」といっていいのかもしれません。

 

そもそもC450 AMG 4MATICは、「AMGスポーツモデル」と名付けられたメルセデスAMGの新しいコンセプトに基づいて開発されたクルマでした。「AMGスポーツモデル」といっても、いわゆるAMGルックではありません。AMGがチューニングした367馬力・53.0kgmを発揮する3リッターV6ツインターボを搭載、また3367とリア寄りにトルク配分されるAMG 4マチック、7速のトランスミッション(Gトロニック)もポイントです。メーカー発表の0-100km/h加速は4.9秒、速いです。C63ほどではないにしても、「スポーティなセダン」ではなく、間違いなく「スポーツセダン」と呼んでいいでしょう。

 

ただし、エクステリアに、AMGのバッジが付くのは左右フロントフェンダーの2か所だけ。しかも小さくてよーく見ないと分かりません。このクルマはリアの右側にAMGのバッジが付いていますが、当時、希望者には正規ディーラーが装着していたそうです。しかし、これも非常に控えめな大きさです。

 

つまり、このクルマは、いまや絶滅危惧種となっている「羊・狼セダン」と言えるのです。分かる人には分かる、というか、メルセデス好きにしか分からないクルマなのかもしれません。AMG C63は普通の人が見ても普通のクルマじゃないのが分かります。

 

ところで、前オーナーの「メルセデス好き度」が分かる室内装備を見つけました。センターコンソールに掲げられる「AMG」のバッジです。調べてみると、これは、AMGのエンブレムがあしらわれるキーカバー、およびAMGロゴ付きイルミネーテッドステップカバーとセットになるオプションで、なんと約18万円ですよ!

 

ちょっとマニアックな話になりますが、このモデルが採用するシングルルーバーのダイヤモンドグリルも非常に珍しく、現存するのはC450 AMG 4MATICと一部の僅かなモデルだけとなります。左ハンドルの設定しかないのも良いですね。

 

メルセデス・ベンツのAMGスポーツモデル構想(あまり知られていない)の産物としてリリースされたこのモデル、メルセデス好きに取材すると、みんなが「いいクルマだよ」と言います。だからというわけではないのでしょうが、希少性もあり、認定中古車はスタンダードモデルに比べるとかなり高めの相場となります。今後も、あまり値落ちはしないかもしれません。

 

201512月に登録されたメルセデス・ベンツ C450 AMG 4MATIC(左ハンドル)。走行1.2km、エクスクルーシブパッケージなどのオプションが付いて、車両本体価格は568万円です。現代版、「羊・狼セダン」、いかがでしょうか。

 

メルセデス・ベンツ C450 AMG 4MATIC

 

初年度登録201512月 走行1.2万キロ

 

左ハンドル エクスクルーシブパッケージ LEDヘッドライト アイドリングストップ レザーシート

 

車両本体価格568万円

 

 

 

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