お薦めですが、薦めたくない1台です。

2009/02/24 17:16:44

ジャガー一族の中で、切り込み隊長といわれたのが、ミドルクラスのSタイプです。

ご承知のとおり、それまではセダンはフルサイズマーケットのみを対象としていたジャガー社がSそしてXと生産する車輌の幅を広げたのです。確かにわが国において、Sタイプのサイズ全長(4905)x 全幅(1820)は手ごろで特に都市部においては車庫の関係からも歓迎されています。

さて、数ある展示場の車輌の中で一番好きなので売りたくないが実はすぐ売れてしまう車輌を敢えて紹介します。最初に断っておきますが、ジャガーが好きな人にしか私は売りません。売るからには個人対個人のお付き合いを永くすることになります。特に自分の好きな車なら尚のことです。

それでは、車を紹介しましょう。

 2005年式ジャガーSーTYPE 4.2 Sovereign V8 右ハンドル、外装色ミッドナイト、内装ベージュレザー、走行23,000km 販売価格398万円です。

これだけでは何故お薦めか判りませんよね。ここからが本筋です。その前に心臓部のエンジンをご覧あれ。

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HB型 DOHC V8 4196ccエンジンは最高出力304馬力、最大トルク45.4kgmを発揮します。S−TYPEにも「R」という暴れん坊がラインナップされています。スーパーチャージャーが一生懸命仕事をしますので最高出力406馬力と、それは胸のすく加速です。AMGの55が好きな方は「R」のほうが宜しいかと・・・。

ここでお薦めしたいのは「ジャガーライド」ともいえる乗り味です。むやみに力任せに加速するのではなくかといって「男たるものやるときはやる」(少々古い表現ですが)、秘めたパワーはむやみに出さず、奥ゆかしさこそ美徳と心得ます。もともとジャガーは良心的な価格で楽しい車を作りたいという創業者の心意気が、受け継がれています。サルーンであってもスポーティネスは失われないのです。直線番長ではなく峠こそ得意という方にお預けしたい1台です。

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リアにさりげなく輝く「V8」のバッジ、わかる人にだけわかっていただける奥ゆかしさです。

普段はジェントルに、有事には人一倍力強く駆けぬけるパワーの象徴です。 

6,500rpm/280kmhというただならぬスケールの計器こそ、ジェントルマンの証です。

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少しだけ見えているのはソブリンの証、バーウオールナットのウッドトリム。レザーインテリアはプレミアムソフトグレインレザーシートにコントラストパイピングをあしらってあります。運転席は16方向電動調節シートに加えABペダルは電動で可動式。電動ガラススライディングルーフも装着されています。足元は235/50-17と抜かりありません。

ジャガーが好きなら「見せてあげます」そしてその素晴らしさをご紹介します。私はジャガーが好きだから。

株式会社ジャガー東京 世田谷アプルーブドカーセンター 営業課長

窪田 哲 Tel 03-5477-3922  <ジャガー東京

英国車と過ごして22年になります。MGAや71年MINIなど自動車遍歴は少なからずありますが、2輪との付き合いも同様にあり今でも車庫に2台巣食っています。自動車業界の栄枯衰退を肌で知っている一人として、本当の車の楽しさをお伝えしていきたいと、日々精進しています。

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