いろんな意味で珍しいクルマ、スバッロ製300SL。

スバッロ (Sbarro) とは、フランコ・スバッロというイタリア人がスイスで始めた自動車メーカーで、

ワンオフのスーパーカー等を製作していました。

この1台は、スバッロ社に300SLのレプリカの制作依頼が入り、

R107の500SL新車を2台使って完成したものだそうです。

当時（1980年代後半？）の価格で約4000万円ほどしたらしい・・・

屋根を見ると、ちょっと違う形ですね。

ワンオフにしては外装の完成度も高いです。

インテリアを見ると、まんまR107です。

107系のコンポーネンツであれば、当然オリジナルの300SLよりも遥かに維持しやすいわけで、

外観はクラシック、中身は最新（ではないですが）、というある意味では理想的なクルマかもしれません。

賛否両論あるでしょうが、300SLのルックスで普段使いできるわけですからね。

ガソリン車にEVを積み込む、なんてのを最近よく聞きますが、

それこそクラシックカーのボディを使ってやったらおもしろそうです。

内燃機関は時代とともに変化しても、普遍的なデザインは生き残っていってほしいもんです。

そんなスバッロ300SL、新オーナーさんが決まり嫁いでいくところでした。

タテ目から続くこのラインはやっぱり美しいです。

■Mercedes-Benz 300SL Roadster Sbarro

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