オーナーが語る 愛車プロフィール

徹底した軽量化・性能を実現するために拘った素材選びなど、その製作理念から惚れています。

2012/04/05 14:00:19
car
車種 ポルシェ
グレード 911 carrera  2.7 年式 1974
走行距離 13万キロ 所有年数 11年
オーナー情報 年齢 41歳 性別 男性 兵庫在住
 
車写真
車サブ写真1
車サブ写真2
車サブ写真3
購入動機
親戚のおじさんがポルシェに乗っていたことから、自分もポルシェが好きになり、最初の強烈な印象を受けた73RSが欲しくなった。しかし当然手が出る金額じゃなかったので、同じ中身を持つ74カレラを手に入れた。
購入時に比較した
車
空冷エンジンの911以外のクルマの選択肢は無かった。その中でもいろんなシリーズがあるけど、快適性を重視して993か964にするか、安くて雰囲気のある911SCにするか、怒涛の加速を味わえるターボにするかなど考えました。74カレラに決めてからでも何台かの固体を見た結果、今の白カレラにきまったわけです。
ここに惚れている
!
クルマ自体の性能やスタイルには惚れてますが、それまでの製作理念が好き。とにかく軽量化することで走行性能が良くなるとされた時代でもあるので、各所の徹底した軽量化はすごいものがある。当時のポルシェは材質にこだわり、コストを惜しんでいません。マグネシウムでできたクランクケースや周辺のエンジンパーツとミッションケース、35年前にもかかわらず超軽量アルミ鍛造ホイールの採用、アルミモノブロックブレーキキャリパー、アルミホイールナットなど、触ってみると驚くほど軽いです。そんなクルマ造りができた時代の名車であることには間違いなしですね。
ダメなところ、弱
点、注意点
現代の車に慣れたしまった体には、なかなか厳しいものがあって、いつでもどこでも乗って行こうとは思えないところがあります。体調が良い時に乗ってこそ、クルマとシンクロした楽しいドライビングができますね。クーラーも付いてはいるけど・・・・て感じですし、さずがに35年前のクルマなのでちょくちょく機嫌はそこねるけど、基本的に機械なので直してあげれば調子よく走れます。最近、生産中止パーツが出てきて、故障したらどう直そうか考えちゃいますね。燃料ポンプが09年現在欠品中とのこと、壊れないのを祈ってます。
この車にまつわる
心に残るエピソード
911という趣味性の高いクルマを通じて、日本全国の人たちと情報交換やミーティングでつながりを持てるようになりました。また、一緒に走りに行ったりしても、40年もの時代の違いのある各年式、タイプの違う911達と遜色無く走って、ロングツーリングにも参加できる性能の良さの点については、本当に感心させられるクルマですよ911って。とは言うもののトラブルは付き物で、燃料が漏れてあわや火災に?ってこともあれば、高速で不動車になってレッカーのお世話にもなったし、調子よく走るもんだから、なかなかゴールド免許がもらえなかったりもしましたね。今はゴールド免許になりましたよ!
他に欲しいクルマ
・気になるクルマは?
正直乗り換えるってことは考えてませんが、追加追加で乗りたい車は多々あります。ポルシェ959とか、カレラGTとか、550スピードスターなんてのは夢です。最新の997GT3は高性能で速そうなので興味あります。フェラーリ、ランボルギーニ、コルベット、アウディR8、何でもかんでも欲しくなりますが、エコなプリウスで燃料が減らない!って感動も味わってみたいかも。なんせ74カレラは大食いですから・・・
特記事項(装置パ
ーツ・オプションなど)
当時のオリジナルなままの内外装, 伝説の73RSと同タイプのエンジンミッション、ブレーキ、リヤのダックテールが特徴。
Porsche 911 carrera 2.7とは・・・
Porsche 911はポルシェ社から1963年より356に代わって発売されたスポーツカーで、開発コードが901であったにも関わらず仏プジョー社が3桁数字の真ん中に0の入った商標をすべて登録していたため911として発売されたことは有名な話である。(最初期には901と販売された。)
今回登場いただいた1974年911carrera 2.7は、米国の保安基準対策の5マイルバンパーを装着するために外観が一新されたビックバンパー最初期のモデルで、1973年に発売された名車カレラRSと同じ2.7リットル/210馬力-83型エンジンを搭載している。その後販売されたカレラ3.0より小排気量にもかかわらず高出力のエンジンは、ナロー時代の切れ味を残す最後のモデルと言える。