LAND ROVER 沼津

正規ディーラーならではの充実した設備で
往年のレンジローバーをリセット

レンジローバーがランドローバーの発展系として誕生した“高い走破性を有したクルマ”であることを実感したければ、やはり、初代に触れるのがベストだ。新車時に高価だった初代レンジも、ここ最近は比較的安価で取引されているが、レンジならではの実力を存分に堪能したければ、各部が的確にリセットされた個体を購入することが大前提となる。当パートでは、正規ディーラーであることのアドバンテージを活かしつつ車両を仕上げている『LAND ROVER 沼津』を訪ね、質の高いクルマが創出される現場を拝見してきた。

 LAND ROVER沼津の宮沢氏は初代レンジのリセットについてこのように話す。
 「初代レンジは、機械としての根幹がしっかりしており、実用的かつ抜群の走破性を誇っていた点が高い人気につながりました。パッケージングが優れていたことも、ロングセラー・モデルになった所以です。そういったこともあり、LAND ROVER 沼津ではこのモデルの実力、魅力をユーザーに余すところなくお伝えするために、自社ファクトリーにて各部を入念かつ的確にリセットしています。走りの良し悪しに直接関係する部分だけでなく、インテリアやエクステリアについても自社ファクトリーにて仕上げています。そのため、手間がかかる作業に関してもコストを抑えることができるため、車両販売価格は総じてリーズナブルなものになっています。正規ディーラーならではのネットワークで各種パーツを入手することができますし、場合によっては初代レンジのパーツに強い専門店から仕入れるパーツもあります。また、部品取り車も用意しています。正規ディーラーだから……という頭が固い発想を捨て、初代レンジのリセット作業に関しても柔軟な発想をベースとしてケース・バイ・ケースで対応しています。現在も買い取りの依頼がたくさんありますので、今後も3ヶ月もしくは5000km保証を付けた車両をコンスタントにご提供できると思います」。

中古車展示場が併設された新車ショールームは、東名高速・沼津インターから約2kmという場所に存在。

LAND ROVER 沼津は2008年6月に現在の場所に移転してきた。伊豆方面のユーザーも鋭意バックアップ中。

新車ショールームには、中古車展示場だけでなくサービス工場も併設されている。車両をリセットしている自社ファクトリーはサービス工場とは別。

LAND ROVER 沼津
宮沢久哉 氏


自らも1993年式レンジローバー(ヴァンプラ/奥様用)を所有している宮沢さんは、初代レンジ・ファンのよきアドバイザーになってくれる。エアサスの魅力についても自論を有している。