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R56
初代MINI(R50)を狙うというのもアリ

 MINI認定中古車の3つの個性(保証プログラム)の中において、既述したような車歴が浅い/低走行車両は、2年間/走行距離無制限保証の「MINI NEXT」 (新車登録後経過年数:5年未満/走行距離:6万km未満が対象車種)として分類される。基本100項目に及ぶ納車前点検など、高い品質と充実の保証内容を受けることができるので、数あるMINI認定中古車の中でもR56の良質車は、ベテランのMINIフリークから輸入車ビギナーにまでお勧めできる注目度が高い優良車両だといっていい。
 実は、初代MINI(R50)の最終モデルならばこの「MINI NEXT」として販売されることもある。MINIの最初期モデルは00年9月のパリ・サロンでデビューし、01年7月からヨーロッパ主要国での販売がスタートした。日本での初公開は01年10月の東京モーターショーで、実際の販売が開始されたのは02年3月2日(ミニの日)のことだった。つまり、一番最初の発表時から、早いものでちょうど10年という年月が経過したことになる。しかし、そのエクステリア・デザインはまったく旧さを感じさせず、ニューMINIの新たなるスタンダードとして、独自の世界観を構築しつつある。
 ここ最近、さすがにMINIの最初期モデルの認定中古車が流通する機会こそ減ってきたが、まだまだR50もR56と同じように人気車となっている。初代MINI は04年8月にマイナーチェンジし、後期型となったが、R50をターゲットとしてMINI認定中古車選びを楽しみたいなら、前期型よりも各部が熟成されている後期型を狙うといい。なかでも最終モデルは商品力が高いので、R50をパートナーとして輸入車ライフを満喫したい方のベストチョイスとなるだろう。MINI NEXTの範囲から外れる場合にも、アプルーブドカーもしくはユーズドカーの保証が適用されるので安心だ。
 2011年の春にデビューする「MINI クロスオーバー」の販売を待っているR50/R56オーナーが多数いるはずなので、本格的なデリバリーが開始された頃には、中古車市場内にR50/R56の認定中古車がこれまで以上に流通するかもしれない。MINI認定中古車に関する明るいトピックは、今後もクルマ業界を賑わせてくれるだろう。

TEXT:高桑秀典 

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