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05 インテリア

とにかく運転席からウィンドシールドまでが常識はずれに遠いのが特徴。それにもかかわらずTYPETを想起させるのはシンプルなインパネ・デザインのおかげだろう。正面に設置されるのが速度計で、回転計はそのなかに小さいものが備わる。ちなみにソフトトップの開閉は、頭上にあるボタンを押してロックを解除し、降りてきたハンドル回した後にハンドブレーキの横に設けられたボタンで行う。

06 シート

サンプルカーはLZなので前席シートヒーター付きレザーシートが装備される。クッションはVWらしく硬めに仕立てられているが、もちろん不快な感触ではなく座り心地は良い。ボディカラーに合わせてベージュや黒などが組み合わせられる。後席はバックレストが垂直に近いほど立っていてさすがに快適とは言えないものの短時間なら大人でも大丈夫。でもプラス2と考えたほうがいいだろう。

07 エンジン

フロントに搭載されるのはゴルフW GLiなどと共通の自然吸気2リッター直4エンジン(116ps・17.5mkg)。つまり、ゴルフVのユニットにリファインが施されたSOHCユニット。3世代前のゴルフと聞けば前時代的なエンジンを想像される方も多いと思うけれど、実は非常に完成度が高く少なくとも日本の道路では並以上の動力性能を発揮する。高速での静粛性もきっちり改善されているし、何より6段ATとの相性が抜群に良いから全域でスムーズ。基本的に2005年9月のマイナーチェンジでも変更がなく、全グレードに同じものが積まれる。

08 トランスミッション

ニュービートルカブリオレの大きな特徴が全グレードにアイシンAWのティプトロニック付き6段ATが採用されていること。シフトアップ・ダウン時のスムーズネスはひとクラス上の感触と断言しよう。もちろん高速では6速の存在が大きく、100km/hでの巡航時は2400rpm程度。静粛性と燃費の向上に貢献しているのは言うまでもないだろう。

09 タイヤ&サスペンション

フロント:マクファーソン・ストラット、リア:トレーリングアームのサスペンションはしなやかさが真骨頂。街中での乗り心地は同じプラットフォームを持つゴルフに軍配が上がるが、それも世界屈指のハッチバックと比較してのこと。並みのセダン以上のマナーを持つ。特に高速でのフラット感はゴルフと同等と評価していいだろう。
タイヤは前期/後期型、全グレードとも205/55R16。プラス/LZ/ヴィンテージには専用のアルミホイールが装着される(サンプルカーはLZ)。ちなみに前期/後期型ではデザインが異なる。

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VW
New Beetle
Cabriolet

VWニュービートル
カブリオレ LZ

・全長×全幅×全高:4,130×1,735×1,500mm
・ホイールベース:2,515mm
・車両重量:1,390kg
・最小回転半径:5.1m
・エンジン:直列4気筒 1,984cc
・最高出力:116ps/5,400rpm
・最大トルク:17.5mkg/3,200rpm
・燃費(10・15モード):10.6km/L
・トランスミッション:6段AT
・駆動方式:前輪駆動
・最高速度:181km/h
・加速性能(0-100km/h):12.9秒
・新車価格(2009年モデル LZ):365万円