VWフリークにはお馴染みのクルマですが、とりあえずゴルフIV R32のことを簡単に復習しておきましょう。登場したのはゴルフIVのモデルライフが終わろうとしていた2003年1月のこと。まずは左ハンドルの2ドア版が、4カ月後に右ハンドルの4ドア版がリリースされました。Racingの頭文字であるRが冠されたこのモデルは、その名のとおり3.2リッターV6(241ps・32.6mkg)を積むVWがスポーツカーと言い切るホットモデル。欧州では同ユニットを搭載するカタログモデルが存在するのですが、R32はさらに前後スポイラーや車高を20mm低めるスポーツサスペンション、18インチ・アルミホイール、ケーニッヒ製本革バケットシートなどが装備されてかなり気合いの入った仕様になっています。ちなみにこのV6エンジンは2001年に限定販売されたニュービートルRSiと基本的に共通です。
大径のツインエグゾーストパイプが目を引くリアビューも迫力満点! そのサウンドもクルマ好きならゾクッとくることウケアイです。 また、フルタイム4WDと6段MTの組み合わせもトピックのひとつでしょう。
実際、走らせてもノーマル・ゴルフとは別物で、低速トルクが太く、スロットルレスポンスが鋭く、足は硬い、つまりスポーツカーそのものであることは間違いありません。つまり街中をスムーズに走らせるためにはドライバーの技量が必要になるわけです。そして、クライマックスは高速道路。その怒濤の加速力と4WDのスポーツモデルらしいドッシリ感を味わえばクルマ好きなら虜になると断言しましょう。ブレーキにもR32専用の強力なものが装着されているそうです。
さて、気になるのはこの右ハンドル+5ドア版のVWゴルフIV R32に付けられるプライスタグ。遠藤氏は「まだ詳細は決めていないのですけれど、200万円を超えることはないと思いますよ」と話してくれました。安い! 自分も久々にグラッときました。
いかがですか、貴重なバリモノのゴルフIV R32。ファミリーカーには不向きですけれど、運転を楽しむスポーツカーと割り切ればハマること間違いなし。とにかくその走行感覚は、後継のゴルフV R32と比較しても格段に硬派ですから。もし、諸費用込み200万円となれば「掘り出しモノ」です。興味のある方はフォルクスワーゲン相模原橋本にお問い合わせください。ただし、お早めに!
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