自らもメルセデス・ベンツを
乗り継いできたスタッフが
良質車を見極め

 前ページにて『arj』では自社で定めた大変厳しい品質基準をクリアした車両のみを販売している、と説明したが、具体的にはどういうことを指すのか? 当パートにて、その概要を詳しく紹介したいと思う。語ってくれたのは、『arj』の馬渕代表だ。
 「オーバークオリティだった時代のメルセデス・ベンツの良質車やコンディションがいい“ちょっと旧い輸入車”をお求めになるユーザーは、皆様、品質のよさや稀少性へのこだわりをお持ちです。そのこだわりにお応えするために、屋内保管、低走行、できる限り1オーナー、禁煙車、香水、芳香剤の匂いがしない……など、様々な要素を可能な限り満たしたarj品質の車両だけを取り揃えています。メルセデスに関して言えば、私自身もW124、W210、W211などを6台乗り継いできましたので、例えばW124でしたらサイドミラーの付け根部分のカバーが経年劣化によって硬化していない車両、W210でしたらヘッドライトのガラス部分がくすんでいない車両、というのもひとつの基準です。長年屋内にて大切に保管されてきたクルマにこだわるといったように、独自の厳しい基準を設けていますが、arjはメルセデス・ベンツ専門店、特にW124専門店というわけではないので、他のメルセデス・ベンツや他ブランドの輸入車を厳選する際にもarj品質に満たす車両をチョイスするようにしています。皆さんに自信を持ってお届けできるお宝級のクルマがあれば、車両のブランドやモデル名、そして、グレードを問うことなく、今後も仕入れていきます」とのことだった。
 arj品質の“凄さ”は、まさに百聞は一見に如かずなので、この機会にご自分の目で確かめていただけたら幸いだ。

arj代表 馬渕 仁之 氏
馬渕代表は常に一定の判断基準にて良質車を仕入れている。メルセデス・ベンツが高機能な実用車であり、最初期型よりもファイナルモデルのほうが信頼性が高いことを熟知しており、長年の経験で「今後、販売数を増やしていく予定のW210およびCクラスも後期型を仕入れるようにしている」そうだ。

W124の場合、Aピラーのメッキモール、サイドミラーの付け根部分のカバーなどを見ると過去の保管状況の善し悪しを見極めることができるそうだ。長い間、紫外線を浴びていると、ドイツ車の外装パーツも経年劣化によって変色したり硬化したりするのだ。arjの販売車両は、ご覧のように内外装とも申し分のないコンディションを保っている。