これからも
ユーザーに喜んでもらえる
セブンをデリバリーしたい。

 セブン好きが高じ、セブン専門店を設けてしまった『カーズ・カタオカ』代表の片岡正美さんは、1986年に“BDR”を購入した根っからのセブン・フリークだ。
「当時、ロータス・ヨーロッパSPをパートナーとして近くのワインディング・ロードを走っていましたが、近隣の山坂道は道幅が少し狭いこともあり、もっとコンパクトなクルマが欲しくなったのです。そこで、エランにしようかセブンにしようか迷ったのですが、結局、1600cc仕様のBDRを購入しました。このクルマを3年間愛用し、その後、リアブレーキがディスクになった1700cc仕様のBDRに乗り換えました。セブンは1988年にリアブレーキがディスクになったので、登場後すぐにオーダーしたのですが、納車されたのは翌年のことでした。(笑)今でもセブンよりも運転して面白いクルマは無いと思っています。」

 セブンならではといえる楽しさや魅力をひとりでも多くの方に伝えるためにショップをオープンした片岡さんだが、オープン当初から紀和商会とは良好な関係を続けてきた象徴ともいえるのが、わずか2台だけ生産されたアルミ・ボディ仕様のケーターハムC21がショールーム内に展示されていることだ。
「ご存知の方も多いように、国内には紀和商会が保有していた一台しか存在しませんでしたから、このC21は、まさにそれということです。大変貴重なクルマですが、このC21は熱心なケーターハム・フリークの方にお譲りしてもいいと思っていますので、お気軽にお問い合わせください。」
 そしてセブンのモデル選びについては、「パワーユニットがOHV仕様のセブンはエンジンのパワーを使いきれる点が魅力で、よりパワーがあるモデルでは直線やコーナーからの立ち上がり時に素晴らしい加速を楽しむことができます。自分なりの走りで、いくらでも楽しめる点がセブンの魅力なので、皆さんも最愛の一台を見つけてみてください」ということだった。『カーズ・カタオカ』では、ユーザーのセブン探しを的確にサポートしてくれるので、その在庫状況を随時チェックすることをお勧めする。

C21に搭載されたヴォクゾール・エンジンには、ウェーバー・アルファの燃料噴射/点火装置が組み合わされている。片岡代表曰く「J.P.E.のパワーユニットと同じ当エンジンは名機のひとつ」とのことだったので、C21でも相当エキサイティングな走りを楽しめるに違いない。