さて、登場してすでに約6年が経つA6は流通量が豊富で価格の幅もかなり広い。初期モノの2.4なら200万円前後で出まわっているし、3.0クワトロのデモカーには600万円台前半のプライスタグが付く。ポイントになるのは2009年1月に実施されたマイナーチェンジ。いまではすっかりお馴染みになったLEDポジショニングランプが採用されるなど、そのスポーティでエレガントなルックスに磨きがかけられているのだ。
そこで、認定中古車.comがお勧めしたいのは後期型の2.8FSIクワトロである。搭載する直噴2.8リッターV6は、ミドルレンジでの豊かなトルクと高回転域でのシャープネスに優れ、レスポンスも並みのスポーツカーを凌ぐほど。それでいてメーカー発表の燃費(10・15モード)は9.3km/L、高速での100km/h巡航では14.0km/Lを超える。4WDといえば燃費の面では不利とされてきたものの、この新エンジンがそんな既成概念を見事に打ち破ってみせた。認定中古車の数もけっこう豊富で探しやすいし、平均価格帯も450-550万円と落ち着いてきている。ぜひ注目していただきたい。
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