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選択肢が豊富でリーズナブルなボクスター

 一般的にオープンモデルは、ベースよりも価格が高くなるのが通例だ。屋根を切り取った分のボディ補強、さらに複雑なルーフ開閉システムなど専用装備が施されるのが主な理由だが、実はボクスターにはそれが当てはまらない。例えばボクスターの新車価格625万円に対してケイマンは674万円(共に2010年式)だ。屋根が開くだけで200万円以上も高くなる911に対して、ボクスターは逆に安くなるのである。ポルシェの魅力を広く大衆に味わってもらうため、ボクスターはもともとがバーゲンプライスに設定されているのだろう。

 そんなボクスターは中古車市場も魅力的だ。2世代、15年の歴史を持つだけに選択肢が豊富なのがいい。初年度登録から9年以内という範疇を考慮すると認定を外れる時期にある先代前期モデルならなんと100万円台から見つかる。リアスクリーンがガラスになった2003年以降のいわゆる先代後期モデルはもちろん、現行型前期モデルでも探せば300万円台から見つけられる。

 また、現行型が2008年にマイナーチェンジしたことは周知の通りだが、その現行後期型も昨今市場に出回るようになってきた。例えばこの個体、ポルシェセンター尾張・岐阜 認定中古車ギャラリーで見つけたボクスターを見てみよう。2010年式、走行距離5000km弱の、PDK、スポーツクロノパッケージ、シートヒーター、ウインドウディフレクターなど定番装備のほとんどが付いて価格は620万円だった。オプション価格を考えると100万円近いプライスダウンが魅力的で、外装色スピードイエローと内装色サンドベージュの組み合わせも個性的でいい。ボクスターはオープンカーという性格ゆえ、中古車市場に華やかな色合いが多いのが特徴である。少なくとも、昨今の人気色「白黒シルバー」一辺倒ではない。昨今はルーフとボディカラーとの組み合わせを選べるようになったので、中古車はこれからますます個性的になるはずだ。

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ポルシェ センター 尾張・岐阜
認定中古車ギャラリー

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※掲載車輌の情報は2010年9月時点のものです。既に売約済みの場合がございますのでご了承下さい。