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ココが違う! 認定チェックポイント

 さて、そうした難関をクリアした個体は、認定中古車になるべく点検整備、そして加修やクリーニングが行われる。ここでもポルシェセンター浜田山の認定中古車ならではのコダワリがいたるところに存在する。 先の項を含めて「ほぼ新車と変わらない状態に持っていく」というのが、彼らの基本的な考え方である。そのための素材選びでありメンテナンスである。3段階のチェックフォームを通したチェックや、111項目の点検整備内容は全国的にポルシェセンター間で統一されたものだが、それはあくまで基本骨格に過ぎない。彼らはさらなる情熱を持ってクルマをつくり上げる。「基本的に自分が欲しいと思うかどうか、買ってもいいと思える状態かどうか、が大きな判断材料になります」とは、同店のセールス・リーダーを務める近藤敏彦氏の言葉である。

 一例を挙げると、まず足回り。タイヤは走行距離が少なくまだ山が残っていても、新品に交換されることがほとんどだ。もちろんNコードの純正指定タイヤに交換される。また、ブレーキパッドやローターもまた然り。最近の具体例を述べると、初年度登録から1年と経たないパナメーラ・ターボを販売したときに、パッド、ローターを全て新品にしたという。もちろん油脂類やワイパーブレードなどは当然ながら交換してから納車される。中古車とはいえ、ここでは限りなく新車に近い機関でリ・スタートが切られるのだ。とりわけポルシェはグランツーリスモ性能を標榜するモデルであるうえ、彼らの機関に注力する体制は揺るぎないものがある。

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中古車とは言ってもユーザーは新車と同じクオリティを求めている。エンジンに関しては油脂類を始め消耗品を交換。アタリが取れて新車以上に元気なエンジンになることも多いとか。

インテリアの状態も細心の注意が払われる。徹底的なクリーニングは当然のことながら、場合によってはスイッチ類、ドアノブなどの部品を新品に交換する。運転するたびに必ず触れる部分が新しいだけでクルマ全体が引き締まる。