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Q:認定中古車って
  高いような気がするんですが…?

ネットで探せば同じような仕様、状態でもっと安いのを見かけることができます。なぜ認定中古車は高いのか、そんなに“イイモノ”なんでしょうか?



A:リフレッシュ内容や保証を見ると、むしろ認定中古車は安いんです!

 さて、ポルシェ認定中古車の範疇を飛び越えて広く市場を検索すれば、より安値の個体をザラに見かける。価格だけを切り取って見たら、認定中古車は高いと決めつけられそうだ。だが、こうした年式、走行距離のカイエンこそ、むしろ認定中古車の利点が最も活きてくるのだという。今回、カイエンの実体を確かめようと訪れたポルシェセンター名古屋 認定中古車センターにて販売課・課長を務める加藤進也氏は述べる。
「カイエンは他車種に比べて消耗品の減りが速い側面があります。ハイパワーな上に、車体がとても重いためです。また街乗り中心の使われ方で、低速でのストップ&ゴーが多いほど、距離の割に消耗は進んでいます」
 先のセンテンスで述べた「乗用車として適正に使ってきた」個体ほど消耗品に注意が必要なのである。具体的にタイヤやブレーキ、そして強烈なトルクのかかる駆動系など。細かい部分を言えばリアゲートのダンパーなども当てはまる。街乗りだけの顕著な例だとブレーキパッド、ローターが2万kmも持たないケースがあるという。我々はついスポーツ走行やハードブレーキングが寿命を短くすると思いがちだが、実際はブレーキ回数の割に距離の伸びない街乗りこそ、摩耗に注意しなければならない。
 巷にある安い個体は、こうした部分が乗りっぱなしのまま放置されているケースが多い。その点、認定中古車ならまず安心である。自社販売した新車の下取りを中心とした履歴の明確な個体を基本に、3段階のチェックフォームを通した確認を始め、111項目の点検整備を持ってその個体の状態が露わになる。その上で、交換時期に達していた消耗品はもちろん、その後ユーザーがなるべくメンテナンスフリーでいられるよう早期交換される消耗品も決して少なくはない。同センターの例を挙げると「世界統一基準よりも、社内的基準のほうが厳しいほど予防交換をしています」という。
 状態にもよるが、仕入れた個体を認定中古車として再販する際に、同センターでは最低でも50万円近くの整備、交換を施している。その上でさらに保証がある。新車保証とほぼ同等の内容が無条件で1年間付くばかりか、有償による延長保証制度も構築される。保証に消耗品は含まれないが、同センターのような“予防交換”が積極的におこなわれていれば安心だ。実際、購入後の12ヶ月点検ではオイル交換のみといった事例が多いという。
 こうした内容を持って、巷の保証無し格安車両と比べるとどうだろう。決して認定中古車は高額ではなく、むしろ安いとまで思えてくる。

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正規ディーラーならば常に最新状態にアップデートされる診断システムによって車両のコンディションをチェックできる。扱うメカニック側も入念な勉強と豊富な経験を持ったスペシャリスト達である。この部分こそ量販店が導入する汎用品とは大きく異なる点だ。

 

カイエンは重量が重くハイパワーのため、消耗品の交換サイクルが速い。気をつけたいのがブレーキや駆動系まわり。2〜3万kmでパッドやローターが寿命を迎えているケースもある。常に適正距離で交換され、販売時は“予防交換”もされる認定中古車なら安心だ。

 

ポルシェセンター名古屋
認定中古車センター
販売課 課長
加藤 進也 氏