ディフェンダーのトップセールスだったと聞いていますが、どれくらいのペースで販売していたのですか?

 

正規輸入されていたのは2002-2005年の約3年間なのですが、月に3台くらいのペースで売っていたと思います。


 

営業のコツ、というか決めのトークとかあったのですか?

 

実はセールストークって苦手なんですよ。まずは、売るとか買うではなく、とにかく試乗していただいて長所と欠点を素直にお伝えしました。自分も好きで乗っていたのでお客様が仲間のようになってその輪が広がっていった結果だと思います。私が売ったというより、お客様のひとりひとりがディフェンダーの魅力を伝える伝道師になってくれたのです。


 

お客様はやはりアウトドアやオフロード走行を趣味にしている方なのですか?

 

もちろんそういうお客様もいらっしゃいましたが大半は普段使いされる一般的な方です。ディフェンダーのシンプルでスクエアなボディは「無骨」と言われていますが、意外だったのはルックスに惹かれてご来店されるお客様が多かったこと。特に女性には人気がありました。ご主人より奥様が“一目惚れ”するケースも少なくなかったですよ。そして、ほとんどの方がいまでも乗り続けているのが個人的にはなによりうれしいことです。ディフェンダーは走れば走るほど味わいの増すクルマなんですね。


 

ALCモータースグループのランドローバー・ディーラーでは新型ディフェンダーの販売を開始していますね。

 

並行輸入のかたちにはなりますが新車の販売を取り扱っております。ALCグループでは、1年もしくは1.2万kmの保証を付けておりますのでより安心してお乗りいただけるでしょう。引き合いも徐々に増えていますよ。もちろん旧型の中古車も販売しています。走行距離にもよりますが、220-400万円前後が価格の目安です。


 

5年前に比べるとニューモデルのメカニズムは進化しているのですか?

 

スタイリングはほとんど変わっていませんが中身は別物といえるでしょう。新たに採用されたフォード製2.4リッター直4コモンレール・ディーゼルターボの存在が大きいですね。ゲトラグ製6段MTとの相性も抜群で、さらにステアリングの剛性も大幅に引き上げていますので直進安定性も良く高速でも快適に走れるようになりました。電気系がボッシュとデンソー製に刷新されているのもトピックです。ぜひ当店で試乗してみてください。