老化とクルマ

2009/07/24 12:00:00

この1週間ほど右の目の前を小さな虫が飛んでいるような症状に悩まされている。
どうやら飛蚊症と言うヤツらしい。

原因は、目から入った有害な紫外線などで硝子体中に活性酸素が発生し酸化現象が起きた結果、硝子体の組織を変質させ、飛蚊症が生じるらしい。

若い時であれば、その「活性酸素」 をすぐに分解する「酵素」が生成分泌されるので問題は起きないが、歳をとるごとにこの「酵素」の分泌が減少するため飛蚊症になりやすいと言う。

他にもストレスや長時間のPCでの作業なども原因になるらしい。

ストレスはともかく、仕事柄長時間のPCでの作業というもは当てはまるが、僕よりも実作業の多い若い後輩などに症状が出ていないことをみると、どうやら悲しいかな「老化」という原因が濃厚のようだ。

この1匹の虫は、今も目の前をウロチョロしている。
当然、運転中もウロチョロしていて、気になる。

しかし、WEBなどで調べると、生理的飛蚊症に明確な治療法など無いようで症状がひどくならない限り気にすることは無いらしい。と言われても、気にはなるが。。。

図らずも40前半にして老化を意識することになった訳だが、このように具体的症状として認知できる老化以外に、僕くらいの歳になったらそれ相応の衰えに自覚・意識するべきだと思う。

僕の父親は車好きで、若い頃などはFL500というフォーミュラーや国内ラリーなどの自動車競技に出場していた。

クルマの運転は、どちらかと言うと・・・というか完全に飛ばし屋で、当時小学生だった僕を横に乗せ、冬の黒姫高原(新潟)の雪道をドリフトで走ったりと、彼の運転ではかなりの恐怖体験をしている。

しかし、そんな彼も今年70歳になった。

当然、僕以上にイロイロなところが衰えている訳だが、本人にいまひとつ自覚が無い。

しかし、その衰えは確実に運転などにも現れているようで、前回帰省した際にいろいろと母親から聞かされた。

その一つは、コンビニの駐車場でブレーキとアクセルを踏み間違え、クルマ止めの縁石を乗り越え、あわや店舗に突入しそうになったと言う話だった。

50年ほぼ毎日クルマを運転している彼がそんな風になってしまうなんて。。。
しかし、これが老化・衰えなんだと。

僕以上に本人が一番ショックだったらしいが、そんな事も踏まえて今まで以上に慎重に運転していることだろう。

若い頃から運転に自信のある人ほど、僕の父のようなことが起こるんじゃないかと思う。
そして、いつまでハンドルを握るつもりなのかは知らないが、日々衰え行く自分を自覚しつつ安全運転に努めて欲しいと思う。

そして、無理だと思ったときは潔くクルマを降りる事も必要だと思った。

僕は、あと何年運転できるのだろう。


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