あたかもタブレット端末を置いたかのようにデザインされたナビ画面を始めとするインテリアの造形は上質のひと言。メーター、エアコンの吹き出し口、各種スイッチ/レバー類のフィニッシュは本当にハイレベル。エンジンは、1.6リッターの直4DOHC直噴ターボを搭載している。アイドリングストップ機能は全グレードに標準装備。リアシートは左右2:1の分割可倒式で、ラゲッジ容量は486〜1545リッターだ。
ロータスブルーのボディカラーは、光の加減によって様々な表情を見せる。

'12 Mercedes-Benz B180 Blue Efficiency

○カラー:ロータスブルー
○走行距離:0.5万km 
○所有年数:4ヶ月

オーナー情報
・埼玉県在住
・55歳 
・男性

 背が高いミニマムユーティリティビークルから全高が低いコンパクトスポーツハッチへと大変身した新型Aクラスが登場するまで、Bクラスといえば「Aクラスのロングホイールベース版/AとBは兄弟車」という印象だった。しかし、Aクラスがそのスタイルおよびキャラクターをスポーティ路線へとシフトしたことにより、居住空間にゆとりがあるBクラスがメルセデス・ベンツを代表するファミリーカーとなった。
 2005年のデビュー時(日本市場での販売開始は2006年)からキープコンセプトで今日に至っていることが幸いし、Bクラスはすでに使い勝手がいいファミリーカーとして我が国においても確固たる地位を築いている。今後もライバル不在の“ファミリー・ベンツ”として数多くのファンを獲得していくことになるだろう。


○様々な輸入車ブランドがある中からメルセデス・ベンツを選んだ理由を教えてください。ちなみに、筆者は5年前から仕事の足としてちょっと旧いEクラス(1999年式)を愛用しており、充実したメルセデス・ライフを楽しんでいます。筆者の場合は安全性の高さを重視し、メルセデス・ベンツをチョイスしました。Aさんは、どのような理由でメルセデス・ベンツを選んだのでしょうか?

Aさん:13年ほど乗っていたホンダCR-Vをそろそろ買い替えよう……という話になり、昨年、次期マイカー選びをスタートさせました。CR-Vに似ている車高が高いクルマを最有力候補とし、ディーラー巡りを始めました。特に車種を決めていたわけではなかったので、国産車・輸入車問わず、スバル、ボルボ、BMW、フォルクスワーゲンといった各ブランドのディーラーに足を運び、CR-Vと同じような車格のクルマをチェックしました。ディーラー巡りをする過程でメルセデス・ベンツのディーラーにも行きましたが、最初に触れたのはCクラスでした。ただ、Cクラスの全長だと自宅のガレージに入らないことが分かり、Cクラスは残念ながら愛車の候補から外しました。メルセデス・ベンツのラインナップの中で他にも有力な愛車候補がないものかと思っていたところ、Bクラスを見つけたのです。


○たしかにBクラスとCR-Vは同じような車格ですね。カタログを見るとBクラスのスリーサイズは4365mm×1785mm×1540mmですね。Cクラスを見た後に出会った「ボディサイズがコンパクトなのに居住空間にゆとりがあるBクラス」に一目惚れするかたちで、すぐさま購入を決めたのでしょうか?

Aさん:いいえ、ただ単にCクラスよりもボディサイズがコンパクトであるといった点や居住空間にゆとりがあるといった点だけをアドバンテージとしてBクラスに決めたわけではなく、あれこれ考えつつ、慎重に選びました。実は愛車の候補となるクルマにはCR-Vと同じように車高が高いことだけではなく、着座位置が高く、腰が痛くならない快適なシートポジションであることも求めていました。そのため、各ディーラーに行った際にも実践していたように、Bクラスのディテールを確認する際にも入念なポジション・チェックを行ないました。その結果、Bクラスはシートポジションの調整幅が広く、座り心地もよく、着座位置の高さも非常に好印象でした。この段階で、ようやくBクラスが次期マイカーの最有力候補となったわけです。


○「Bクラスはボディサイズやシートポジションが自分にとって最適である」ということが判明したタイミングですぐに心は決まったのでしょうか?それともご家族でじっくり相談してから契約したのでしょうか?

Aさん:私だけでなく妻も運転するので、当然のことながら妻と相談しました。一緒にディーラー巡りをしていたので、各車を見比べた結果、Bクラスが最適であることをもちろん妻も知っていましたが、Bクラスにしようか、どうしようか……と迷っていた期間は1ヶ月〜1ヶ月半ほどだったと思います。しかし女性目線からしてもBクラスのスタイルは好ましい印象だったようで、相談後に晴れて契約となりました。

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