空冷911を中心として
スピードスターのような稀少車も
ラインナップ

 空冷時代のポルシェ911にこだわり、販売車両を厳選しているガレージクレヨンでは、既述したように、930、964、993をメイン車種として、ユーザーにコンディションがいい車両を提供している。岡本代表は「安心はショップが提供するものではなく、ユーザーが感じるものなので、販売車両の状態を説明する際には安心な車両と言うのではなく、心配の少ない車両という言葉を使うようにしています」とも語ってくれたが、ガレージクレヨンの店頭では、まさに不安を抱くことなく購入することができ、その後、安心して楽しむことができるポルシェたちが並んでいるのだった。

 水冷911の中では唯一996GT3を取り扱っているが、996GT3には空冷エンジンと同様のクランクケースが採用されており、930、964、993をメンテナンスする際に用いるノウハウをそのまま応用することが可能となっている。そのため、きっちり仕上げられた“クレヨンポルシェ”クオリティの996GT3も常に店頭を彩っているわけだ。また、ガレージクレヨンの在庫車両一覧を見ていくと、スピードスターやRSといったマニアックなポルシェたちも交ざっているが、それらの稀少車を狙っている方も心配の少ないガレージクレヨンの販売車両をゲットしてみるといいだろう。
 シンプルであることを身上とする素のカレラも取り扱っているので、まずはガレージクレヨンのホームページ(有意義な情報を満載したニュース&トピックスが毎日数回更新されている)にて、最新の在庫状況を確認していただきたい。ユーザーの乗り換えなどで、一度きっちり仕上げられた車両が良好なコンディションを保ったまま戻ってくるケースもあるので、こまめにホームページを閲覧することによって最愛の一台と巡り会えるはずだ。

text&photos by Hidenori Takakuwa(高桑秀典)

GARAGE Crayon
(ガレージ クレヨン)

滋賀県大津市下阪本1-25-14
TEL:077-579-0009
FAX:077-579-7187
営業時間:10:00〜20:00
定休日:水曜
http://www.crayon911.co.jp/

ガレージクレヨンでは、ボディにガラス系の溶剤を吹き付けるクオーツガラスコーティングの開発に当初から携わってきた。しかし、これには硬度を上げると曇るという弱点があったため、その上から新たなガラス系コーティング剤を施工し、高硬度にプラスするかたちで光沢も出すというWコーティングを開始した。ボディカラーによって溶剤を使い分けるということまで行なわれているので、愛車を美しい状態のまま維持したいポルシェ・オーナーは迷うことなく施工してみるといいだろう。