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 さて、登場から約2年が経つE350アバンギャルドだが、認定中古車の流通はどんな状況になっているのだろう。ちょっと前までは相場さえ形成されていなかったはずだ。最新情報を得るために訪れたのはEクラスの品揃えで定評のあるメルセデス・ベンツ品川サーティファイドカーセンター。営業部 中古車課の佐藤 淳氏は「セダンの下取りは月に1台のペースで入ってくるようになりました。さらに、デモカーの流通も本格化していますから当店にはステーションワゴンもありますよ」と話してくれた。特にデモカーが多いようだが、211の流通状況と異なるのはステーションワゴンが多いこと。同店ではセダン/ステーションワゴンの比率はイーブンという。

 「E350アバンギャルドはやはり売れ筋ですね。とにかく、初めてメルセデス・ベンツに乗る方からフリークの方まで、選んで間違いのないクルマですよ」とも話す。市場が最も「らしいモデル」と評価しているわけである。E350アバンギャルドは“本家の長男”と言えるのかもしれない。ちなみにアバンギャルドはスポーティ仕様に与えられる名で、前後のスポイラーやノーマルよりインチアップしたタイヤ/アルミホイールなどが与えられる。

 E350アバンギャルドの相場についても触れておこう。ズバリ、630-730万円が目安だ。上限となる5000km以下のデモカーを基準にすると、5000-1万kmの個体は50万円安、1-2万kmは70万円以上安、3万km前後になると100万円以上は安い。また、セダンに比べると人気のステーションワゴンは50万円前後高が目安になる。そして、注目すべきはボディカラーによる価格差だ。白と黒を基準にすると他の色は40-50万円安くなるという。つまり「現行のE350アバンギャルドをなるべく安く」という方は、シルバーの走行3万km前後のセダンを狙うと600万円を少し出るくらいの予算でOKとなるわけだ。

 メルセデス・ベンツ品川の佐藤氏は、「オーナー様の満足度が特に高いモデル、それがE350アバンギャルドです。クリーンディーゼルのE350ブルーテックや直4エンジンのE250CGIブルーエフィシェンシーも台頭していますが、やはりE350アバンギャルドがいまでもEクラスの代表選手と考えています」と言う。幸せのEクラス・ライフを送るための“安全パイ”、それがE350アバンギャルドなのだ。

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PART 01

Mercedes-Benz
W212 E350
AVANTGARDE

メルセデス・ベンツ品川
営業部 中古車課
佐藤 淳氏

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