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 E350ブルーテック・アバンギャルドに搭載される3リッターV6ターボディーゼルは基本的に先代からのキャリーオーバーとなるが、肝になるのは新たに装着されたNOx(窒素酸化物)を大幅に低減する尿素SCRだ。排ガスにアドブルー(尿素水溶液)を噴射して2個のSCR触媒によりNOx排出量を先代の約半分に抑えることに成功している(日本のポスト新長期規制/欧州のユーロ6基準をクリア)。そして、注目したいのは高効率な最新システムの採用によりさらに燃費が良くなったこと。13.2km/L(10・15モード:国土交通省審査値)は先代より約20%も伸びていることになる。安価な軽油が燃料、低燃費、そして211ps・55.1mkgというスポーツモデル並みの動力性能を考えるとまさに無敵だ。

 さて、E350ブルーテック・アバンギャルド認定中古車の最新情報をご紹介しよう。新旧Eクラスを豊富に揃えることで定評のあるメルセデス・ベンツ品川サーティファイドカーセンターの担当者は、「Eクラスの主力は近い将来クリーンディーゼルのE350ブルーテック・アバンギャルドになるとみて間違いないでしょう。実際、現行Eクラスではセダン/ステーションワゴンともディーゼルモデルが展示場の最大勢力になっています。特に最近はセールスも好調で、しかもオーナー様から動力性能や快適性に関する不満の声が届いたことはありません」と話す。なるほど、ディーゼルモデルはいまや最もメルセデス・ベンツらしいクルマと言っていいのかもしれない。

 E350ブルーテック・アバンギャルドの相場は600-700万円が目安で、セダン(W212)とステーションワゴン(S212)の流通量はイーブン、価格はセダンの50万円前後安という。ちなみに、E320CDIアバンギャルドは500万円を切る認定中古車も出はじめているのでこちらもチェックしたほうが良さそうだ。

 東北関東大震災の影響によりガソリン不足と価格の高騰が全国に広がるなか、燃費が良く、しかも燃料代が安価なE350ブルーテック・アバンギャルドはアッパークラスを狙う人にとってハズせない選択肢になるはず。何と言っても80リッターの容量を持つタンクに軽油を満たせば、航続距離は余裕で1000kmを超えるのだ。しかもこのモデル、車重が1910kgの堂々たる高級車なのである。一度乗ったらもう戻れなくなるだろう。

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PART 01

Mercedes-Benz
E350 BlueTEC
AVANTGARDE

メルセデス・ベンツ
E350 ブルーテック・
ステーションワゴン
アバンギャルド

・初度登録:2010年
・走行距離:1000km
・ボディカラー:オブシディアンブラック
・プラスパッケージ

メルセデス・ベンツ品川
サーティファイドカーセンター

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