シグネット似たもの同士

2013/03/13 11:04:33

シグネット三日目。
スマートBRABUS2台持ちオヤジがずーと気になっていたクルマが目の前に。
 



見ての通りこの2台は似たもの同士と言えると思う。だから一方を愛する者として
もう一方が気にならない訳がない。そしてシグネット3日間で確信した、この2台は
同じコンセプトを持つクルマだと言う事。更に、ターゲットユーザーが同じもしくは
近い事だと思う。
それは、2台の生い立ちを知れば納得できる。
スマートは時計のスウッチ社とダイムラー社のコラボレーションからスタートしたが、
現在はメルセデス・ベンツプレミアムカーを供給するBRABUS社との共同出資に
よるsmart BRABUSへ、ホワイトボディの供給をしてエンジンチューニング
から内外装までオーダー(テーラーメイド)による生産をしている。
ちなみに、我が451はメルセデス・ベンツ日本が限定台数で販売したエクスクルー
シブと言う吊るしのベースモデル。
本来はユーザーがフルオーダー制のテーラーメードで自分好みの仕立てられる
はずなのですが、残念ながら手間隙が掛かるため日本では叶わないのが実情の様です。
 
一方のシグネットは、英国が誇るプレミアムスポーツカーブランドであるアストンマーティン
社と世界のトヨタがコララボレートして誕生したクルマである。
生産は英国ゲイドン本社工場で行われ、トヨタより搬入されたボディを一旦ばらした
後、アストンマーティン職人によって150時間余りの作業によってオンリーワンシグネット
が誕生する。
 


本車両オップション作業のブルーのコントラスステッチ。



シート中央部分レザーを穴あき(通気を考えてですかね)

 

インパネ、ドアにピアノブラックパネル。

 

 ブラック、ブルーのエクステリアペイント(レースカラーコレクション)

 

16本スポーク ダイヤモンド ターンド グラファイト ホイール

 

 標準仕様と思いますが、シートベースまでアルカンターラになっている。
 トヨタIQを丸ごと覆ってしまう勢いを感じさせられる。仕上がりも一級でお見事です。

 

 なかなかやるじゃないが、これ。
 グローブBOX代わりのレザーポケット。これだけでも買う理由になるかも?

 本題から逸れましたのでもとい。
 スマートオーナーとしてシグネット2日間の感想を述べますと、さすがトヨタといえます。
 絶対トヨタはスマートを研究し尽くしてIQを作ったと思える。
 何故なら、スマートを日本で使う上で改善を希望する箇所が改善されているのと
 基本設計がそうなっている。

 まず、
 その1.車両サイズ 全長3078mm(2750mm) プラス328mm
                                    全幅1680mm(1580mm)プラス100mm
                                    全高1500mm(1530mm

 

 こちらは 幅が1580mmのスマート2名乗車時は、助手席を後方にさげて乗員同士
 の干渉を避けている。良く考えられているのですが、もう少し車幅があったほうが
 見た目も良いし横風に対する直進安定性がよくなると思っていた。



こちらが100mmほど拡大されたシグネット。
隣との干渉は無縁の幅、普通車感覚。
そして、スマート最大の欠点(私はそう思ってる)が解消されているシグネットの
美点がこれ。シート背もたれがリクライニングします。(写真は最大に寝かした状態)
全長328mm拡大はこんな恩恵を生んでいる。
さすが世界のトヨタ様です。スマートはそれなりの理由が合ってのサイズだと思うが、
それは欧州使用での事、ここ日本で使うにはトヨタの考え方が合っていると思う。
ダイムラーはBRABUSを選び、アストンマーティンはトヨタを選んだ。
アストンマーティンシグネットは日本でこそ売れていいクルマじゃないでしょうか。

                                          続く