確信が結論に

2012/09/28 12:01:02



表面(黒マット仕上げ)

昨年6月、走行中にギア抜けからエンジンストールにまで発展してしまったトラブル
の原因究明がなされた。


 



接着面(裏面)

犯人はこいつだった!
こいつと言われた黒い物体は、10センチ角サイズのナビゲーションGPSアンテナ
を載せるアルミプレート。
結論に至った経緯はこうだ、昨年8月の発症時は制御モジュールの誤作動と推測
されモジュール交換後3ヶ月ほど経過して再発。
コンピューター上に履歴が認められない症状だった為、メーカー技術部との合同
検証が進められたが解明されず、車両データーがドイツスマート部門へ送られ車両側
には問題は認められない。よって原因は他にあるはずとの結論が導きだされていた。

早い段階からナビかも?との疑いは有ったが視認できる範囲では問題なかった為
重要視されていなかったが11月に再発した。

ここでもドイツからはナビを再度疑えとのメッセージが届いたがこれ以上の検証の
しようが無かった。

そんな中、7月発症時のビデ映像が撮れたため詳しい検証が出来た。
発症時の通電状況(メーターバック証明は点いていた)など一つ一つチェックされた
結果、ナビゲーション車速誤配線とGSPアンテナ設置場所での配線ショートがそれぞれ
発見された。

やはり!疑いは確信に。
それで決め付けるにはとの思いから後付けされたナビ、ETC、レーダー探知機、全て
を取り外して10日間、約500キロほど乗ったが症状は出ていない。

今年に入っての発症期間が短くなっていることや、最近2回は引き渡された当日に発症
している事を考慮すれば10日間での検証結論は納得できると思う。

ここで、配線ショートについて簡単に説明をすると、メーターユニット下(本体を外すと
ダッシュボード上に置かれていた)にアルミプレートを貼り付けた上にGPSアンテナが
設置されておりメーターに接続された配線が上に載っている状態。

本来有るべきでない物がスペースを占有した為、メーター本体が上からGPSアンテナ
始め配線類を圧迫しエアコンコントロールユニットに入る配線2本とアルミプレート角が
接触。1年かけて擦れ配線被服にキズが入ってプレートがショートさせたと言うものだった。

何故、本来有るべきところでない場所にGPSアンテナはあったのか?

これが問題なのですが、ナビ、ETC、レーダ^−探知機、キセノンライト、フォグなど
色々弄るに当り知り合いの専門ショップにお願いしたもので、彼らは長い経験と実績で
なるべく目立たない箇所に設置する技を駆使してくれた。
そのプロの技は素晴らしはずなのだが、今回の問題を経験してユーザーは知らなければ
成らない事がわかった。

それはクルマの構造についてだ、クルマは電気で動いている、誰もが知っている。
例えばこうだ、ある機器が作動するにバッテリーからの配線の間にON,OFFスイッチ
でコントロールしていると言う考えを改めなければいけない。

何故なら、我々が乗っているクルマはバッテリーから機器の間にコンピューターが
介在し、同一配線上に多くのデジタル信号lが重なり合って指示を出していると言う事
事実だ。

そんな配線に影響を与え、走行中のエンジンを止めてしまった今回の問題は今後クルマ
に乗る上で教訓にしなくては成らないと思う。

                                                続きは次回