足グルマこそカッコよさにこだわりたい/第6回

2019/10/14 17:57:16

 

カーデザイン至上主義 

足グルマこそカッコよさにこだわりたい/第6回

はじめに/ヤングタイマーとは?

ヤングタイマーは、初度登録から15〜30年ほど経過しているクルマのことで、一番旧いモノで'80年代後半に発売された国内外の車両といったイメージです。この頃に生産されたクルマといえば、デザイン性の高さや品質のよさをアドバンテージとしていました。いま見てもカッコよく、しかも実用性が高くって安価な点が特徴だといえます。本特集では、ヤングタイマーならではといえるそれらの魅力に着目し、毎月、車 市場 名車館 編集長の筆者(高桑)が気になるヤングタイマーをピックアップ。記事をアップしています。

「ヤングタイマー」を「実用車」として楽しむ際の注意点について

初度登録から15〜30年ほど経過しているので、やはり、ヤングタイマーも年々良質なクルマが減ってきています。ショップ側の立場(視点)から申し上げると、販売車両の仕入れが困難な状況になってきているわけです。クルマに詳しくない方の中には、ヤングタイマーを最新の国産車を扱うような気軽な感覚で足として使用し、保管やメンテナンスも疎かにして、わずか数年で廃車にしてしまう心無い人もいます。ヤングタイマーに対する正しい知識とクルマへの愛情があってこそ「パーツが豊富なクルマは旧くても足になる」という記事が成立するので、これからヤングタイマーをゲットしようと思っている方は少しだけ心して購入に臨んでください。

BMW 528eとは?

BMW 5シリーズの第2世代として1981年に登場したE28は、初代5シリーズ(E12型)のデザイン・コンセプトを踏襲したスタイリッシュなアッパーミドルサルーンです。518、518i、520i、524d、524td、525i、525e/528e、528i、533i、535i、M535i、M5という多彩なモデルバリエーションを誇り、日本に導入された正規輸入モデルは、518i、520i、524td、528e、533i、M535i、M5でした。

今回撮影した528eに搭載されている直列6気筒SOHCエンジンは、燃料効率を重視したパワーユニットです。車名末尾の「e」は、ギリシャ語の『eta』(イータ)のことでした。BMWならではの高回転特性ではなく、低速トルクを太くすることで高効率を求めた排気量2,693ccのエンジンは、BMWがいち早く燃費や排ガス問題に取り組んでいたことを表す象徴的かつ先進的な存在だといえるでしょう。アメリカ市場を念頭に置き、新しい思想のもとで開発されたエンジンであることも知られています。

高効率エンジンを積んでいるため、スポーティな走行には向かないと思われがちな528eですが、直列6気筒SOHCエンジンが5シリーズのボディをグイグイ前へと押し出し、ブレーキ性能やコーナリング性能も高かったため、シチュエーションを問うことなく速く走ることができました。

特に528eのブレーキ(シャシー性能)は素晴らしく、ブレーキペダルを踏み込んだときのノーズダイブ量が少なく、ペダルの踏力に比例してスムーズに減速します。このナチュラルなフィーリングは微妙な減速を可能とし、足の裏で走行スピードを絶妙にコントロールすることができました。

また、足まわりのセッティング(味つけ)も秀逸で、ターンイン後のコーナリング時にアクセルペダルを踏み込んだ際にもアンダーステアにならないので、早めのパワーオンが可能でした。フロントタイヤのグリップが抜けず、リアサスがパワーをかけても負けないセッティングなので、528eのシャシー性能は驚くほど高いものでした。

ブレスでは、入庫してきた多様なクルマを自社にて徹底整備しつつセンスよく仕上げ、良心的なロープライスにてデリバリーしています。入念な整備を行なう際に必要不可欠となる各種パーツ類に関しては、欠品が目立つようになってきた国内の流通網だけでなく、ボッシュ品番等で追いかけ、海外からも入手。国内欠品扱いのパーツが案外スムーズにデリバリーされてくることもあるそうです。528eのパーツ供給に関しても、心配することはないでしょう。

プライス&店舗インフォメーション

■BMW 528e

税込車両本体価格:148万円

年式:1986年

走行距離:14万1000km

ミッション:4速AT

車検:2021年4月

修復歴なし/内外装美車/機関良好

D車、左H、フル装備、純正オーディオ、ETC、スペアキー、純正AW、1オーナー(多摩33ナンバー)、取説、新車時からの記録簿(修理明細書多数)あり 

■販売店舗

オートモービルアシスト・ブレス

住所:〒190-1214 東京都西多摩郡瑞穂町むさし野3-1-18 

TEL:042-539-2268

営業時間:(平日)9:30〜19:00/(日曜・祝祭日)9:30〜18:00

定休日:月曜日・第2火曜日

HP:http://www.blesscar.jp

文&写真/車 市場 名車館 編集長:高桑秀典 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

名車もいいけど迷車もね!/第5回

2019/10/13 20:35:15

名車もいいけど迷車もね!

迷車を育てると名車になる!?/第5回

はじめに/ヤングタイマーとは?

ヤングタイマーは、初度登録から15〜30年ほど経過しているクルマのことで、一番旧いモノで'80年代後半に発売された国内外の車両といったイメージです。この頃に生産されたクルマといえば、デザイン性の高さや品質のよさをアドバンテージとしていました。いま見てもカッコよく、しかも実用性が高くって安価な点が特徴だといえます。本特集では、ヤングタイマーならではといえるそれらの魅力に着目し、毎月、車 市場 名車館 編集長の筆者(高桑)が気になるヤングタイマーをピックアップ。記事をアップしています。

「ヤングタイマー」を「実用車」として楽しむ際の注意点について

初度登録から15〜30年ほど経過しているので、やはり、ヤングタイマーも年々良質なクルマが減ってきています。ショップ側の立場(視点)から申し上げると、販売車両の仕入れが困難な状況になってきているわけです。クルマに詳しくない方の中には、ヤングタイマーを最新の国産車を扱うような気軽な感覚で足として使用し、保管やメンテナンスも疎かにして、わずか数年で廃車にしてしまう心無い人もいます。ヤングタイマーに対する正しい知識とクルマへの愛情があってこそ「パーツが豊富なクルマは旧くても足になる」という記事が成立するので、これからヤングタイマーをゲットしようと思っている方は少しだけ心して購入に臨んでください。

シトロエンC6エクスクルーシブ ラウンジ・パッケージとは?

シトロエンにおけるフラッグシップの系譜は、DS、CX、XMへと流れていきました。流麗なスタイルのC6はXMに続くフラッグシップとして2005年に登場し、その印象的なプロポーションは1998年のパリ・サロンで発表されたコンセプトカー「C6 リナージュ」を受け継いだものでした。日本では2006年10月から発売されました。他ブランドのデザイナーでは思いつかないであろうボディラインは日本のクルマ好きも大いに魅了し、2006-2007 日本カー・オブ・ザ・イヤー「インポートカー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したことでも知られています。

足まわりにはシトロエンならではのハイドロ・サスペンションである「ハイドラクティブIIIプラス」を採用し、独自の乗り味(=フラットライド)でドライバーとパッセンジャーをニンマリさせてくれます。日本仕様のC6は最高出力215psの3.0L V型6気筒ガソリンエンジンを積んでおり、これに6速ATが組み合わされていました。

C6はモノグレードで、Wエアバッグやアンチ・スピン・デバイスのESP、HDDナビゲーションシステム、大きな車体を駐車する際に役立つパーキング・アシスタントなどが標準装備されています。ちなみに、現車はリアにもシートヒーター付きの電動スライドシートを採用し、後席の居住性を向上させた「ラウンジ・パッケージ」仕様で、電動サンルーフも装備しています。

シトロエン特有のフラットライドを味わうためにはハイドロ・サスペンションをしっかりメンテナンスし、各種マウント類、電装系、そして、サスペンション以外の部位の油脂類も定期的にチェック&交換することが望ましいが、まだまだ整備用のパーツが揃うので安心していいでしょう。

プライス&店舗インフォメーション

■シトロエンC6エクスクルーシブ ラウンジ・パッケージ

税込車両本体価格:268万円

年式:2007年

走行距離:6万7000km

ミッション:6速AT

車検:2020年8月

修復歴なし/内外装美車/機関良好

■販売店舗

オートモービルアシスト・ブレス

住所:〒190-1214 東京都西多摩郡瑞穂町むさし野3-1-18 

TEL:042-539-2268

営業時間:(平日)9:30〜19:00/(日曜・祝祭日)9:30〜18:00

定休日:月曜日・第2火曜日

HP:http://www.blesscar.jp

文&写真/車 市場 名車館 編集長:高桑秀典