目的別ヤングタイマーの選び方/第13回/日常+ビジネスシーン編

2020/12/22 13:42:30

目的別ヤングタイマーの選び方/第13回

日常+ビジネスシーン編

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 はじめに/ヤングタイマーとは?

 ヤングタイマーは、初度登録から15〜30年ほど経過しているクルマのことで、一番旧いモノで'80年代後半に発売された国内外の車両といったイメージです。この頃に生産されたクルマといえば、デザイン性の高さや品質のよさをアドバンテージとしていました。いま見てもカッコよく、しかも実用性が高くって安価な点が特徴だといえます。本特集では、ヤングタイマーならではといえるそれらの魅力に着目し、毎月、車 市場 名車館 編集長の筆者(高桑)が気になるヤングタイマーをピックアップ。記事をアップしています。

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 「ヤングタイマー」を「趣味車」もしくは「実用車」として楽しむ際の注意点について

 初度登録から15〜30年ほど経過しているので、やはり、ヤングタイマーも年々良質なクルマが減ってきています。ショップ側の立場(視点)から申し上げると、販売車両の仕入れが困難な状況になってきているわけです。クルマに詳しくない方の中には、ヤングタイマーを最新の国産車を扱うような気軽な感覚で足として使用し、保管やメンテナンスも疎かにして、わずか数年で廃車にしてしまう心無い人もいます。ヤングタイマーに対する正しい知識とクルマへの愛情があってこそ「旧くても楽しめる」という記事が成立するので、これからヤングタイマーをゲットしようと思っている方は少しだけ心して購入に臨んでください。

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スマート フォーツーとは?

2人乗りのマイクロカーであるスマートは、ダイムラー・ベンツとスイスのスウォッチ・グループのジョイントベンチャーから生まれた、日常とビジネスシーンで役立つシティコミューターです。

1994年に二社合弁によりMCC (Micro Car Corporation) が設立され、フランスに製造工場を建設。1998年にオリジナルモデルであるシティクーペ(2004年に4ドアのスマート フォーフォーが導入されたことに伴ない、フォーツーへと名称変更)が発売されました。

トリディオン・セーフティセルと呼ばれる卵形のモノコックボディに、3気筒599ccターボエンジン(2002年に698ccに排気量を拡大)を搭載。変速機は6速セミATです。

2000年にダイムラー・クライスラー日本が国内での正規販売を開始し、オープンタイプのカブリオ、軽自動車規格のスマートKも追加設定されました。

今回ピックアップしたのは2003年式のフォーツーカブリオのベースモデルで、外装の割れなし 幌スクリーン良好という良質車です。ドアやボンネットが樹脂製となっている初代スマートのエクステリアは劣化してしまうため、現在までキレイな状態をキープしている個体が少なく、幌もイイ状態を保つのが大変なので、現車のように内外装のコンディションが驚くほどいいフォーツーカブリオは僅少だといえます。

状態の悪い安いクルマを買い、自分で直すと総コストが59.0万円(今回ピックアップしたフォーツーカブリオの販売価格)を上回ることになる可能性が高いので、最初から仕上がっている良質車をゲットするのが賢い買い方でしょう。

スマートのヒストリーを追記しておくと、2007年にフォーツーがモデルチェンジして第2世代へと移行。2014年10月にルノーとの共同開発となる第3世代が登場し、シャシーやエンジンが3代目ルノー・トゥインゴと共通化されました。現在も2人乗りのフォーツークーペおよびフォーツーカブリオと、4人乗りのフォーフォーがラインナップされています。
 
 
クルマにおける安全性は車格に比例して高くなると思いがちですが、実はそんなことはありません。第3世代スマートの凄いところは、メルセデス・ベンツ S クラスとの前面衝突テストにおいても優れた結果を得ており、小さくても安全であることが実証されています。いつの時代にも、この圧倒的な安全性および利便性の高さがスマート最大の魅力だといえるでしょう。
 
■プライス&店舗インフォメーション
 
 
■スマート フォーツーカブリオ
 
税込車両本体価格:59万円
 
年式:2003年
 
走行距離:2.5万km 
 
車検:2021(R03)年1月
 
修復歴なし
 
特記事項:ビルシュタイン車高調整サス、CDステレオi-pod対応、ETC
 
■販売店舗
 
セントラル21
 
東京都世田谷区中町4-17-10
 
TEL:03-5758-8621
 
営業時間:平日 10:00〜19:00/日・祝日 10:00〜18:00 
 
定休日:年中無休
 
文&写真/車 市場 名車館 編集長:高桑秀典
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

目的別ヤングタイマーの選び方/第12回/日常+週末ドライブ編+ビジネスシーン編

2020/12/17 15:11:41

目的別ヤングタイマーの選び方/第12回

 
日常+週末ドライブ編+ビジネスシーン編
 
 
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はじめに/ヤングタイマーとは?
 
ヤングタイマーは、初度登録から15〜30年ほど経過しているクルマのことで、一番旧いモノで'80年代後半に発売された国内外の車両といったイメージです。この頃に生産されたクルマといえば、デザイン性の高さや品質のよさをアドバンテージとしていました。いま見てもカッコよく、しかも実用性が高くって安価な点が特徴だといえます。本特集では、ヤングタイマーならではといえるそれらの魅力に着目し、毎月、車 市場 名車館 編集長の筆者(高桑)が気になるヤングタイマーをピックアップ。記事をアップしています。
 
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「ヤングタイマー」を「趣味車」もしくは「実用車」として楽しむ際の注意点について
 
初度登録から15〜30年ほど経過しているので、やはり、ヤングタイマーも年々良質なクルマが減ってきています。ショップ側の立場(視点)から申し上げると、販売車両の仕入れが困難な状況になってきているわけです。クルマに詳しくない方の中には、ヤングタイマーを最新の国産車を扱うような気軽な感覚で足として使用し、保管やメンテナンスも疎かにして、わずか数年で廃車にしてしまう心無い人もいます。ヤングタイマーに対する正しい知識とクルマへの愛情があってこそ「旧くても楽しめる」という記事が成立するので、これからヤングタイマーをゲットしようと思っている方は少しだけ心して購入に臨んでください。
 
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フォルクスワーゲン ゴルフ GTIとは?
 
 日本で最もよく知られる輸入車のひとつであるフォルクスワーゲン ゴルフは、初代が1974年にデビューしました。ゴルフ GTIは初代ゴルフをベースとしたホットハッチで、1975年のフランクフルト・ショーで初公開されました。
 
 
 コンパクトなボディに最高出力100psオーバーのエンジンを搭載。シャシーも強化され、ゴルフならではといえる、そのシンプルな外観からは想像もできないほど高い動力性能を誇りました。
 
 アウトバーンの追い越し車線を走ることができる前輪駆動のコンパクトスポーツという、それまでの自動車界には存在しなかった新しいカテゴリーを創出したゴルフ GTIは、1984年に2代目に進化。初代のデザイントレンドとコンセプトを継承した2代目が採用したラジエターグリルの赤いアクセントとチェック柄のスポーツシートは、その後「GTI」のアイコンとなりました。
 
 
圧倒的なパフォーマンスで数多くのファンを魅了したゴルフ GTIは、1991年に3代目へモデルチェンジ。1998年には4代目へと進化し、今回ピックアップした5代目がデビューしたのは2003年のことです。2009年には6代目が登場。7代目となるゴルフ GTIがデリバリーされたのは2013年のことです。そして、2020年にゴルフ GTIは8代目となり、注文が開始されました。
 
 撮影車両が5代目のゴルフ GTIなので、当モデルについて追記しておくと、2003年9月のフランクフルト・ショーで発表され、翌年9月のパリ・サロンで量産仕様を公開。2004年11月から販売がスタートし、日本では2005年6月〜2009年4月までデリバリーされました。ちなみに、2005年の6月4日に発売され、MTが325.5万円(税込)、DSGが336.0万円(税込)というプライスでした。
 
 
 4代目のゴルフ GTIがボディの肥大化によって俊敏性が失われたこともあり、“GTI is back”というキャッチコピーを掲げて登場した5代目は原点回帰を果たし、往時のフォルクスワーゲンジャパングループの社長は「GTIを語る上で初代は忘れることのできない存在。新型GTIはパワフルでダイナミックな走りを持ちながら、快適性も損なわないという初代からのコンセプトに基づき、それをDSGや直噴ターボエンジンなど最新の技術を用いて具現化した真のスポーティモデル。GTIでは初めてとなる専用デザインのフロントマスクを採用しながらも、初代GTIに装着されていた赤いフレームの入ったフロントグリルを採用。シートにも初代GTIをイメージさせるチェック柄の表皮を使うなど、随所に初代GTIを連想させるアイテムを揃えている」とコメントしていました。
 
 6代目以降のGTIは日本市場にMTが導入されなくなったので、各種メカニカルパーツがラクラク入手できて維持しやすい&安価な5代目のMT仕様をゲットし、アウトバーンに民主化をもたらしたクルマとしても有名なGTIのポテンシャルの高さを感じてみるといいでしょう。
 
 
□プライス&店舗インフォメーション
 
 
■フォルクスワーゲン ゴルフ GTI
 
 税込車両本体価格:99.8万円
 
 年式:2008年
 
 ボディカラー:ブラック
 
 内装カラー:ブラック/チェック柄
 
 車検:無し
 
 走行距離:6.9万km
 
 修復歴:無し
 
 特記事項:ディーラー車、6MT、ナビ、TV、キセノン、クルコン、ETC
 
■販売店舗
 
ユーロマチック
 
 住所:〒156-0057 東京都世田谷区上北沢4-18-17 
 
 TEL:03-3290-9001
 
 FAX:03-3290-9041 
 
 営業時間:10:00〜19:00
 
 定休日:年末年始を除き年中無休
 
 HP:http://www.euromatic.co.jp
 
 E-mail:info@euromatic.co.jp
 
文&写真/車 市場 名車館 編集長:高桑秀典