名車もいいけど迷車もね!/第2回

2019/05/29 21:32:57

名車もいいけど迷車もね!

迷車を育てると名車になる!?/第2回
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はじめに/ヤングタイマーとは?
 
ヤングタイマーは、初度登録から15〜30年ほど経過しているクルマのことで、一番旧いモノで1980年代後半に発売された国内外の車両といったイメージです。この頃に生産されたクルマといえば、デザイン性の高さや品質のよさをアドバンテージとしていました。いま見てもカッコよく、しかも実用性が高くって安価な点が特徴だといえるでしょう。本特集では、ヤングタイマーならではといえるそれらの魅力に着目し、毎月、車 市場 名車館 編集長の筆者(高桑)が気になるヤングタイマーをピックアップ。記事を作成しています。
 
アルファロメオ 166とは?
 
「アルファ 166」と呼ばれることもあるアルファロメオ 166は、1987年に登場したアルファロメオのフラッグシップサルーン「アルファ 164」の後継モデルとして1998年10月にデビューしました。ダブルショルダーと呼ばれる、ボディ側面の凹型処理が特徴的だった前期型と、フェイスリフトによって切れ長のヘッドライトと縦長のフロントグリルが与えられた後期型に区別できます。前期型が日本市場に導入されたのは1999年9月18日からで、後期型は2004年7月10日から日本国内での販売が開始されました。
 
 
 
今回紹介するのは、2005年式のアルファロメオ 166で、上級グレードの3.0 V6 24V スポルトロニックエグゼクティブです。エクステリア・デザインのリフレッシュのみならず、快適・安全装備の充実化などが図られた後期型で、ボディサイズは前期型と同じ、全長×全幅×全高=4730×1815×1445mmで、ホイールベースも前期型と同一の2700mmとなります。パワートレインは最高出力220psを発生する3リッター/V型6気筒エンジンで、シーケンシャルモード「スポルトロニック」付きの4速ATが組み合わされています。ちなみに、前期型では最高出力190psを発生する2.5リッター/V型6気筒エンジンと後期型にも積まれた3リッター/V型6気筒エンジンの中から好きなほうをチョイスすることができました。
 
 
後期型の装備は、前期型でオプション設定だったクルーズコントロール、ステアリングホイール上のオーディオコントロールスイッチを標準装備とし、使い勝手を向上。フラッグシップサルーンに相応しく、GPSナビゲーションシステム、フルオートエアコン、10スピーカー付きHi-Fiサウンドシステムなどの快適装備も全車が標準装備していました。上級グレードのエグゼクティブは、それらの快適装備に加え、電動ガラスサンルーフ、レザーシート、前席シートヒーターが付いていました。安全装備は、前席ウィンドウエアバッグを装備し、ヘッドライトにハイ&ロービーム兼用のバイキセノンヘッドライトを採用して視認性を高めていました。
 
 
 
本稿のテーマは「迷車を育てると名車になる!?」ということなので、そのあたりについて言及しますと、アルファロメオ 166は後継モデルの発表がないまま生産終了となったこともあり、いまや知る人ぞ知る存在になっています。特に後期型は、標準グレードの3.0 V6 24V スポルトロニックの新車価格が555万4500円、革内装などが備わる上級グレードの3.0 V6 24V スポルトロニックエグゼクティブの新車価格が599万5500円だったこともあり、デリバリーされた台数がそもそも少なかったわけです。ということで、必然的にユーズドカーとして流通している車両も少なく、良質車を見つけたら買っておくのが得策だといえるでしょう。
 
 
パッゾオートモービルスが販売している車両は走行距離が4.3万kmという低走行/良質車で、14品交換/80項目チェックというパッゾオートモービルスならではのアルファロメオV6モデル納車前整備を受けることもできるので、ずっとアルファロメオ 166を探していたというファンは、この機会にゲットしてみてはいかがだろうか。
 
プライス&店舗インフォメーション
 
■アルファロメオ 166 3.0 V6 24V スポルトロニックエグゼクティブ
 
税込車両本体価格:89万8000円
年式:2005年
走行距離:4.3万km 
車検:2020年(令和2年)4月
修復歴なし
 
■販売店舗
 
PAZZO Auto Mobiles(パッゾオートモービルス)

 

住所:〒363-0013 埼玉県桶川市東1-10-11
TEL:048-770-0333
FAX:048-770-0334
営業時間:10:00〜20:00
定休日:水曜日(レース・イベント開催日)
HP:http://www.pazzo.jp/
Email:info@pazzo.jp
 
文&写真/車 市場 名車館 編集長:高桑秀典