ヤングタイマー&ネオヤングタイマーに乗ろう/第2回/ディーラー車編

2021/02/28 18:09:04

ヤングタイマー&ネオヤングタイマーに乗ろう/第2回

 
ディーラー車/ボルボ編
 
 
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はじめに/ヤングタイマーとは?
 
ヤングタイマーは、初度登録から15〜30年ほど経過しているクルマのことで、一番旧いモノで'80年代後半に発売された国内外の車両といったイメージです。この頃に生産されたクルマといえば、デザイン性の高さや品質のよさをアドバンテージとしていました。いま見てもカッコよく、しかも実用性が高くって安価な点が特徴だといえます。
 
そして、ネオヤングタイマーは、これからヤングタイマーになる「予備軍」のことで、7年落ちぐらいまでのクルマを含んでいます。この7年落ちというのがキモなので、ちょっと説明しますと、いま輸入車の正規ディーラーが販売している認定中古車および厳しい基準をクリアしたコンディションがいいユーズドカーの中には7年落ちで走行距離が7万km前後(いわゆる7年7万km)という車両が存在しており、ひと昔前のような状況(中古車市況)になっているのですね。当然のごとく、それらのクルマはリーズナブルなプライスで流通しているので、ビギナーにも買いやすく、趣味性が強いクルマに関してはセカンドカーになるともいえるのでした。
 
本特集では、ヤングタイマー/ネオヤングタイマーならではといえるそれらの魅力に着目し、毎月、車 市場 名車館 編集長の筆者(高桑)が気になるヤングタイマー/ネオヤングタイマーをピックアップ。記事をアップしていきます。
 
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「ヤングタイマー/ネオヤングタイマー」を「趣味車」もしくは「実用車」として楽しむ際の注意点について
 
初度登録から7〜30年ほど経過しているので、やはり、ヤングタイマー/ネオヤングタイマーも年々良質なクルマが減ってきています。正規ディーラー/スペシャルショップ側の立場(視点)から申し上げると、車種によっては販売車両の仕入れが困難な状況になってきているわけです。
 
クルマに詳しくない方の中には、ヤングタイマー/ネオヤングタイマーを最新の国産車を扱うような気軽な感覚で足として使用し、保管やメンテナンスも疎かにして、わずか数年で廃車にしてしまう心無い人もいます。ヤングタイマー/ネオヤングタイマーに対する正しい知識とクルマへの愛情があってこそ「旧くても楽しめる」というカーライフ&記事が成立するので、これからヤングタイマー/ネオヤングタイマーをゲットしようと思っている方は少しだけ心して購入に臨んでください。
 
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ボルボ V60とは?
 
2011年6月から日本での販売が開始されたボルボ V60は、V70とV50の間を埋めるミドルクラスワゴンです。そのボディサイズは、ボディサイズは全長×全幅×全高=4630×1860×1480mmで、ホイールベースは2775mm。クロスオーバーモデルのXC60やセダンタイプのS60と共に60シリーズを構成しており、“60ならでは”といえるスポーティなエクステリアデザインを特徴としています。
 
 
スポーツワゴンであるV60の場合、430リッターというラゲッジスペースをリアに確保しながらボディサイドを流れるダブルウェーブと呼ばれるキャラクターラインを中心に構成された流麗かつダイナミックなスタイリングを採用しており、そのプロポーションはクーペをイメージさせます。
 
 
ボルボはV60のエクステリアデザインをより洗練させることだけに注力したのではなく、インテリアの質を高めることや安全装備の充実にも力が注がれており、アクティブなカーライフを多角的にサポートしてくれます。マテリアルが厳選され、モダン・スカンジナビアン・デザインを体現した使い勝手のいい内装やトップレベルの安全性能、そして、動力性能と環境性能が両立したパワーユニットのスムーズさなどをじっくり味わってみるといいでしょう。
 
 
今回ピックアップしたのは特別仕様車として2014年にリリースされた「ボルボ V60 ラグジュアリー エディション」で、1.6リッター4気筒ターボエンジンにフロアMTモード付6速ATが組み合わされた前輪駆動の「V60 T4 SE」に、レザー・パッケージ、セーフティ・パッケージ、パーソナル・カー・コミュニケーター(PCC)、キーレスドライブを組み込んだモデルです。
 
 
追加装備を価格に換算すると約50万円分になりますが、新車販売時の車両価格は419万円で、これはV60 T4 SEよりも20万円以上安いという驚愕のプライスでした。そのため、お買い得車として人気となり、新車が売れたのはもちろん、中古車市場でも動きが早いクルマとなりました。
 
 
すでに新車で販売されてから7年が経過しており、中古車市場における流通数が少なくなってきていますが、VOLVO SELEKT 東名横浜ではボルボ V60 ラグジュアリー エディションを特選車として店頭販売しているので、気になる方は連絡してみてください。そのコンディションのよさにビックリするはずです。
 
■ボルボ V60 ラグジュアリー エディション
 
 税込車両本体価格:159万円
 
 年式:2014年
 
 走行距離:3.2万km 
 
 車検整備付
 
 修復歴なし
 
 特記事項:ディーラー車、外装色:クリスタルホワイトパール、内装:白革(ソフトベージュ)、17インチアルミホイール、スマートキー。
 
■販売店舗
 
 
VOLVO SELEKT 東名横浜
 
 住所:〒194-0012 東京都町田市金森3-20-10
 
 TEL:042-799-1436
 
 FAX:042-799-1433
 
 営業時間:10:00〜19:00(当面、11:00〜17:00の時短営業となります)
 
 定休日:毎週水曜日、第1・第3火曜日
 
 HP:https://vstomeiyokohama.vc-dealer.jp
 
■文&写真/車 市場 名車館 編集長:高桑秀典 
 

ヤングタイマー&ネオヤングタイマーに乗ろう/第1回/ディーラー車編

2021/02/18 14:53:06

ヤングタイマー&ネオヤングタイマーに乗ろう/第1回

ディーラー車/アルファロメオ編

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 はじめに/ヤングタイマーとは?

 ヤングタイマーは、初度登録から15〜30年ほど経過しているクルマのことで、一番旧いモノで'80年代後半に発売された国内外の車両といったイメージです。この頃に生産されたクルマといえば、デザイン性の高さや品質のよさをアドバンテージとしていました。いま見てもカッコよく、しかも実用性が高くって安価な点が特徴だといえます。

そして、ネオヤングタイマーは、これからヤングタイマーになる「予備軍」のことで、7年落ちぐらいまでのクルマを含んでいます。この7年落ちというのがキモなので、ちょっと説明しますと、いま輸入車の正規ディーラーが販売している認定中古車の中には7年落ちで走行距離が7万km前後(いわゆる7年7万km)という車両が存在しており、ひと昔前のような状況(中古車市況)になっているのですね。当然のごとく、それらのクルマはリーズナブルなプライスで流通しているので、ビギナーにも買いやすく、趣味性が強いクルマに関してはセカンドカーになるともいえるのでした。

本特集では、ヤングタイマー/ネオヤングタイマーならではといえるそれらの魅力に着目し、毎月、車 市場 名車館 編集長の筆者(高桑)が気になるヤングタイマー/ネオヤングタイマーをピックアップ。記事をアップしていきます。

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 「ヤングタイマー/ネオヤングタイマー」を「趣味車」もしくは「実用車」として楽しむ際の注意点について

 初度登録から7〜30年ほど経過しているので、やはり、ヤングタイマー/ネオヤングタイマーも年々良質なクルマが減ってきています。正規ディーラー/スペシャルショップ側の立場(視点)から申し上げると、車種によっては販売車両の仕入れが困難な状況になってきているわけです。

クルマに詳しくない方の中には、ヤングタイマー/ネオヤングタイマーを最新の国産車を扱うような気軽な感覚で足として使用し、保管やメンテナンスも疎かにして、わずか数年で廃車にしてしまう心無い人もいます。ヤングタイマー/ネオヤングタイマーに対する正しい知識とクルマへの愛情があってこそ「旧くても楽しめる」というカーライフ&記事が成立するので、これからヤングタイマー/ネオヤングタイマーをゲットしようと思っている方は少しだけ心して購入に臨んでください。

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アルファロメオ・ジュリエッタとは?

第二次世界大戦後、1900シリーズをリリースすることによって量産車メーカーへと転換したアルファロメオが、さらなる市場拡大を狙って開発したのが1954年から1965年まで生産された初代(750系/101系)ジュリエッタでした。その後、ジュリエッタはジュリア(105系/115系)に発展し、'70年代後半まで生産されましたが、さすがに旧態化したため、GT系は1976年にアルフェッタとバトンタッチ(スパイダーは'90年代まで継続生産されました)。ベルリーナ系はアルフェッタをベースとしたセダンが新型にモデルチェンジした際にジュリエッタ(116系)という名が与えられ、1977年から1985年まで生産されました。

ということで、今回ピックアップしたのは第3世代のジュリエッタです。2009年に147の後継モデルとして名車のネーミングを復活させることがアナウンスされ、2010年のジュネーブ・ショーでのワールドプレミア後、まずヨーロッパでの発売を開始。日本では、2012年からデリバリーされました。なお、アルファ・ロメオ・ジュリエッタ ヴェローチェ スペチアーレが2021年2月20日から発売されていますが、このクルマはカタログモデルにはない内外装の仕様を特徴とする販売台数65台の限定車で、2012年に日本に導入された現行ジュリエッタの最終モデルです。

アルファロメオ社内のデザインセンターが手がけたというスタイリングは、同社の8Cコンペティツィオーネに始まり、弟分となるミトにも採用された伝統の盾グリルを強調した顔つきと、クーペ風のウィンドウ・グラフィックスが特徴です。ボディサイズは、全長4350mm、全幅1800mm、全高1460mm、ホイールベース2635mmで、アルファ147の初期型と比較すると、それぞれ180mm、70mm、40mm、90mmほど拡大されていました。アルファロメオ・ジュリエッタ・スプリントに搭載されたエンジンは、直列4気筒SOHC16バルブ1.4リッターのマルチエアターボです。

アルファロメオ葛飾(並木盛自動車株式会社)で販売しているのは2013年式の低走行車で、価格がリーズナブルなので、若者が初めての愛車として乗るもよし、自動車趣味のベテランがファーストカー/セカンドカーもしくはサーキットでスポーツ走行を楽しむ際の相棒として乗ってもよし、だといえるでしょう。

1954年デビューの初代ジュリエッタにはクーペ/スパイダー/セダンがあり、1977年発売の2代目はベーシックなセダンでした。149やミラノなど、さまざまな車名が噂されていたアルファ147の後継モデルは、結局、5ドアハッチバック車でありながらジュリエッタを名乗ったわけですが、プラットフォームを新開発して世に送り出したアルファロメオのスタッフは、3代目にも数多くのアドバンテージポイントとヘリテイジ(走りのよさなど)が備わっていることに最初から気づいていたのでしょう。

名車のネーミングとDNAをしっかり継承しているといえるジュリエッタを、この機会にゲットしてみてはいかがでしょうか?

■アルファロメオ・ジュリエッタ・スプリント

 税込車両本体価格:88万円

 年式:2013年

 走行距離:5.2万km 

 車検:2022(令和4)年1月

 修復歴なし

 特記事項:ディーラー車、タイミングベルトおよびタイヤ交換

■販売店舗

 アルファロメオ葛飾(並木盛自動車株式会社)

 住所:〒124-0022 東京都葛飾区奥戸7-15-11

 TEL:03-3692-0155

 FAX:03-3692-0156

 営業時間:10:00〜19:00

 定休日:毎週水曜日、第一・第三火曜日(祝日の場合は営業)

 HP:https://katsushika.alfaromeo-dealer.jp/alfaromeo/

 E-mail:nagaoka@namikimori.co.jp

■文&写真/車 市場 名車館 編集長:高桑秀典